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2005年2月18日の1件の記事

2005.02.18

「便利が不便」2月18日

 IT系のみならず近々年の超便利時代の急進。このなんでもかんでも便利になっていく時代の中で、反抗、衰退、健忘することが日に日に増えていくのはこのボクだけか。
 常々、特に最近、痛切に感じているのが「実はこの便利こそが不便」であるということだ!
 その新鋭面した便利魔人はあらゆるところで我々の生活に罠をはっている。まずその際たるものが携帯電魔である。

 こいつはちょっと目を離すと様々な不安を生み出すと同時に、我々の生活リズムまでも平気な顔して脅かしてくるのだ。特にボクのようにフリーランスで仕事をしている者にとっては究極の邪悪モノといってもいい。
 実は今日もこの携帯電魔を忘れたのであ~る。お前が健忘症だからいけないのだ!と言われればそれまでなのだが、ちょっと言わせてくれ。こんな3×5cmのちっぽけな機械を皆さんは毎日パンツをはきかえるみたいに大事に大事に持ってられますか?
 ボクは元々パンツは2日に1回はきかえるので丁度いいタイプ(関係ないか)。歯を磨くことさえ平気で忘れると言うのに、こんな自分の体でもない金属の塊を毎日肌身離さずにもってられるわけがない!

 で、結局は今日も、午前中に6ページものの連載原稿の脱稿があり、この隙間に保存版観光雑誌の10ページを、また昼前後に特集原稿の構成の打ち合わせを、さらに午後3時頃に予定されているデザイナー等との作業打ち合わせがあり、こうなると、けっこう忙しいわけでやはり携帯電魔は絶対必需品となる。

 いくら西中島に仕事場というハコがあるといっても、時代的にもフリーランス的にも、周辺の連絡武器は身軽手軽のいつでもどこでもドアー的な3×5cmの魔物に集中するのは自然の流れ。下手をすると編集者の中には仕事場の連絡先は知らないが携帯なら知ってる、なんて悪魔の申し子みたいなヤツもいる。
 本当にこいつがないと気は落ち着かず、仕事もままならない。結局、この小さな魔物のために午前中自宅まで往復を余儀なくされた。

 次に、やはり妖怪メールともいつかは決戦を迎えねばなるまい。何が一番不便かっていうと、編集者の中にはここのメールに平気で入稿のスケジュールや次号の企画書などを送りつけてくるやつがいるということだ。厳密に言うと通信としてはそれでいいのだが、このメールを送るだけで、電話の確認すら一本もないということが問題なのであ
る。
 こちらはしばしば出張、外出しているわけで、仮にメールを見れるであろう仕事場にいても、延々とPCを見ているわけでもないし、原稿や企画に必死になっていたり、時に人が来ていたりもするわけで、メールさえ送れば完全OKみたいな感覚のヤツが急増しているのがやばい。

 それだけ大事な報告や急ぎの用件なら電話してきやがれ!で、こちらかの返事がないと「あ、仕事を放棄された」とか「やる気がない」とか、そんな負の視線で見てくるのだからたまったもんじゃない。
 いったい全体、便利を使いこなしている風に見えて、実はその逆で疑心暗鬼や不便を生んでいることに、こいつらはどう思っているのか。
 そう言ってるボクも、これらの便利に攻撃されているということは、言ってみれば同じ狢なわけで、気がつかないうちに使いこなしていると錯覚しているに違いない。

 今の時代、よりアナログ度数の高い動き、というものは自立と決断をもってしなければ手に入れることが出来なくなっている。ただただ流れに身を任せていると、とんでもない便利魔界に足を引きずりこまれることだろう。
 実は不便こそが便利で豊かなのかもしれない。

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