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2005年2月24日の1件の記事

2005.02.24

「神戸は生スジ」2月23日

【スジ】
牛肉の赤見肉の合間などに添う筋のことで、関西のダウンタウンなどではホルモン同様、日常食として君臨し続けるソウルフーズの一つである。~勝手にソウルフーズ事典より

 JR神戸駅前のお好み焼き「いちまさ」へ行ったのは今日で二度目である。ボクの知人に元お好み焼き屋、後に編集者、今フードコートなどのディレクター、という強烈な人がいて、その人が「とにかく美味いし、ご主人も客もいい人ばっかりやから行ってみて」ということでその探検は始まった。

 中でも「これだけは絶対に」といわれていたのが、生スジという食べ物。これは聞きなれているようで、聞きなれていない言葉だった。というのも関西人にとってスジは日常的であっても、それにあえて「生」とつけるのはいったいどういうわけだ、と。
 で、今月の上旬に行った時はこれがなかったのである。

「いつのまにか希少になってしもたみたいで今は毎週火曜と金曜にしかはいりませんねん」

【生スジ】。これは何かと言うと神戸名物、といってもここ1~2年の間で小さな注目を集めていて、おそらくまもなく関西全域、または全国区レベルでブレイクするかとごく一部の業界者間ではそう囁かれているものなのだが、要はスジ肉とは思えないほど柔らかで美味いのであ~る。

 2センチ各に切ったそれを10個ばかり鉄板で焼くだけのもので、生のそれは薄いピンク色、見た感じは肩ロース風(やや粗いめの霜降りと乳白色の脂身)だがよく見るとその脂身は脂身ではなくて、しっかりと肉を引っ張るスジなのだ。
 で、これを炒めて塩コショウのみ。仕上げに青ネギの刻みを振って食べる。
 香りはサーロイン級の脂系甘み、歯ごたえは頬肉のようなプリプリ感+ちょっぴり弾力の強いゼリーともいうべきか。噛んだ二口目は塩コショウによるメリハリのある旨みがあって、飲み込む頃にはやっぱりスジ的な濃厚な甘みがあるのだ。

 聞くとこれは首の裏のスジらしい。関西、いや大阪の生野区や住吉区、神戸の長田区や兵庫区へ行くとこのように同じスジでも、部位ごとに別ける店がたまにある。
 しかし、この「いちまさ」のようにカウンターが大きな鉄板一枚で、バーみたいにテーブルはおまけ的な存在で、大事なのはお客と店のコミュニケーションといった熱い商売をしているのは今や神戸のダウンタウンくらいしか残っていないのが現状。
 多くの他方人が大阪にダウンタウンさを求めているのとは裏腹にこの街は日に日に綺麗なビルとゼンマイ仕掛け的サービスを売る商売が増えるばかり。もはや単なる都会状態なのでありま~す。

 なわけで、懐かしさとこってり感を忘れたくない思いもあって僕は最近神戸ソウルフーズにはまっている。(もちろんライターという職業も兼て)

 仕上げには、そばメシ。これには雑多なスジをモコモコとたくさん入れてもらって、ちょっぴりドロソース(ソースの沈殿した辛いもの)をかけてモグモグ。

 うぅぅぅぅ~~~~~っぷす。今日も腹いっぱいだぁ!ごっつぁん!

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