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2005年2月26日の1件の記事

2005.02.26

「Ray」2月25日

ray1近所の映画館での上映が昨夜で終わりだと言うので焦って観にいってきました。Ray。  噂どおりいいっすねぇ~。

 きっと音で決めてくる映画だろうと思っていたので、あえて下調べナシで見に行ったのですが・・・。やっぱフィルムはインサートで決まり!?

 それはクユるタバコの煙と同時にホワッド・アイ・セイで始まった時点で脳天がおかしくなりました。あぁ~、アァ~♪ほぉぅ~、ホォゥ~♪はぁっ、ハァッ♪ほぉっ、ホォッ♪はっ、ハッ♪ほっ、ホッ♪

 実は僕はレイチャールズのことをけっこうなめてまして、どうしても退屈で、当たりさわりのない、パクリソウルって感じで思っていたのです。

 よってバーを経営していた時代は、とりあえずタバコと女の似合う酒場仕様の音楽として、ときおりターンテーブルに乗せている程度であまり真剣には聞いていませんでした。それよりもソウルやR&Bを聞きたいときは、60年代モノでしたらちょっとポップにサムクック、ノリたい時にはオーティスレディングやウィルソンピケット、ファンキーな気分ならJ&B、スィートならスモーキーロビンソン、って感じでしょうか。
 これら、すべて固有の色を強く持っているわけで、レイチャールズというのは、なんだかナショナルすぎると言うか、アイドルと言うか、まぁ、誰が聞いてもあたりさわりがない、という風になってしまっていたわけです。

 が、さすがに「愛と青春の旅立ち」を作っただけのことはあるテイラー・ハックフォード監督でありまして、レイチャールズもさすがのソウルの神様なんでしょうが、この監督も映画の神様だなとつくづく骨まで感動。

 というのも、それぞれレイの曲が曲ではなくて、事実に基づいたドラマであったことを思い知らせられたわけであります。 フィルムでは実際のレイの幼少期から時系列的に話を追うわけですけど、その都度、プレイヤーとして活動している時代のレイのシーンが重なってくるのがたまらなかった。

 そうやってレイの音楽を聞くと、あぁ~なんだ、レイはパクリ屋でもBGMマンでもなく、ばりばりの演歌歌手(ソウル)だったのかと。さらに後半は幼少期の心の傷がドラッグと共にフラッシュバック方式でフェードしまくりで、これが結局は音楽や黒人という側面的な話じゃなくて、人生そのもの、生きることそのもの、幸福とは何かを描いてしまっているわけ。だから、50~60年代の黒人特有のドロドロ感はあまり残らずに、ほんわかとした幸福感だけが残ると言う、これまたカット割りの速さとアクションの激しさだけで売ってきたアホなアメリカ映画とは思えない、穏やか、かつじんわりした旨みを醸し出しているのです。

 で、さらにさらに追い討ちをかけるように凄いのが、主役のジェイミー・フォックスがこれまたレイの若いときのライブフィルムからそのまま出てきたようなソックリの動きで、頭を揺らしては笑ったようなあの口の様が気持ち悪いくらい似いるのには恐れ入ったのビビリまくった。

 なんじゃ、こりゃ!と思っていると、これまた驚いたことに、このジェイミーはほんまにピアノをひいているというではないか!なんとレイと同じく、この人も3歳からピアノを弾いていたらしい。

 もちろん、本物のレイほど巧みなはずはないだろうが、それでも実際に生前のレイに指導を受けた事実もあるようで、今回の映画の主役にかんしてはちゃんと本人からもオスミをつけてもらったとか

 いやぁ、もうほんま、言葉にはなりません。
2時間半?
長い映画だけど実に幸せな気分で楽しむことが出来ました。ray2

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