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2005年3月10日の1件の記事

2005.03.10

「フナ寿司」3月10日

050308_071626 またまた旅取材に出ていました。今回は7日から今日までの2泊。行った先は2ヶ所、at滋賀県です。

 一ヶ所目は琵琶湖の南東部に浮かぶ小さな沖島で人口400人ほどの日本の湖に浮かぶ島唯一の人間が住む島でした。だ~れもいない、あってもぜ~んぶ島民の月極となっている駐車場だけがある静か過ぎる港でまず脳内革命。 でもって、一応30人乗り用の連絡船にのってすっかり千と千尋な気分になったわけです。

 ところで、沖島には宿が2軒しかなくて兄ちゃんが鉄の台車で迎えにきてくれたのには驚いた。もちろん、コイツは荷物用で長さ50センチほどなのだが、あえてボクは自分が乗るフリをしてみせる。スタッフが突っ込んでくれて、笑いをゲット。 大阪からの土産はこれでよしとする。

 宿は民宿。島の一番端っこに建つ家で、ぼろい木のテラスが湖面にせり出している。だからずっと潮騒のような波の音が聞こえ続けている。滋賀県民が琵琶湖を海と呼ぶ気持ちがわかるな~。

 で、この宿のオヤジは漁師なんですよ。もちろん、ウミにも行ってもらいましたよ。でもね、なにがよかったって、やっぱりフナ寿司っすね~。ボクはライターのクセに未だ納豆だけは食べれませんが、このフナ寿司はどういうわけかめちゃめちゃ好きなんです。

 チーズ、いやいやそんなもんじゃない。りんごジュース、う~む違うな。アオカビでもないし。純正(明治のブルガリアとかの)ヨーグルトを熱したときの匂い(そんなもん誰もわかりませんよね!?)に一番近いかな。とにかくそんなピンピンの酸味があって、妙に匂いはきついくせに味はまろやかなんですよ。でもそのまろやかさはチーズほどはしつこくなくて、どちらかというと、辛さのない明太子、???、そうかタラコか?ま、そんな感じの甘さなのだ。で、ここからがフナ寿司の真骨頂なんですが、フナの皮が堅くてスルメみたいな感じなんです。
 で、このスルメ風のものを噛んでいると、微妙に、ほのかに!鯖か鰆か、という感じの香ばしさがやってきて、飲み込んだ後に、天然のグルタミンと醗酵系の旨みに襲われるんです!

 うまいっすよ、やっぱり、これ。

 世の中に出回っているものの殆どは中国産のフナだと言います。ほんまもんの琵琶湖のフナ寿司は、原種の二ゴロブナのことらしい。翌日の朝も隣の余呉湖へ漁に行かせてもらいましたが、両湖共に二ゴロブナはちょっと背中が盛り上がっていて、二重アゴになってるのが特徴だと言います。

 グロテスクな類と思われているフナ寿司ですが、しっかりと仕込まれているそれは日本の究極のスローフードだと思います。

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