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2005年3月19日の1件の記事

2005.03.19

「ナニワの蕎麦屋で1」3月18日

 全国区のマスコミで頻繁に登場する、ナニワは西天満のとある手打ち蕎麦屋の話。

プロローグ)
 蕎麦屋が林立する東京赤坂で生まれ育ったうちのカミさんは、酒と肴2~3品を注文しては仕上げに蕎麦を食い、それで終わりかと思えばまた酒~肴をリスタート。挙句の果てに「今度は10割の笊を食う」などと言い出し、いったいなんぼ呑んで食べる気や?と突っ込めば、「せっかく美味い店にきたんだからとことん堪能するまでよ」と気風がいいように見せかけて、その割にはせっかくの高価な酒を溢してしまうような、ただの酒盛り好きなオバハンなのでありました。

ところでこの蕎麦屋は)
 東京~栃木~山梨、そして現在は広島で展開する、とある巨匠の愛弟子の店である。ちなみに、その巨匠は二八蕎麦(2割の小麦粉と8割の蕎麦粉、または10の蕎麦粉と2割の小麦粉←これは内二と言われる)をスタイルとし、丸抜きで色の薄いいわゆる江戸派の草分け的存在である。

 その巨匠が打つ蕎麦と、その生き様に惚れて修行にいったのが、この店の若き店主、じゃっかん34歳のK氏だ。彼は代々食堂を経営してきたその家業をこのように江戸蕎麦を取り入れて跡取となったのが今から6~7年前のこと。当時の彼はまだ20歳代の後半で、この手のしっかりとした手打ち蕎麦を出す店では、全国でも類のない若さだった。

 そんな彼が始めた手打ち蕎麦だから、やはりその味は柔軟で角がなく、無垢な分だけ甘い蕎麦の香りが一際パワフルなのである。元来、江戸蕎麦(二八)なんてものは、香りも風味もないような咽越しあるのみといった風情で謳わたところがあるが、巨匠の伝授もあってか、彼の打つ蕎麦は二八とは思えないほど、濃厚な野趣と、たおやかな品が混在している逸品である。

 蕎麦は東京、大阪うどん、などといわれていた時代があるが、それはもう昔の話。いまや、珠玉の手打ち蕎麦を出す店ははるか関西の方が密集しており、逆に安くて美味い手打ちうどんを出す店は東京のほうにぎょーさん出来ている、というのが実態だ。

 ま、この話をすると長くなるのでまたの機会として、とにかくナニワで美味い蕎麦を楽しめるというのは嬉しい限りだ。

しかし)
隣のカミさんはいったいいつまで飲む気だろう。散々肴を食い、K氏にもいくつかの料理をご馳走になって、さらにまたもや蕎麦を食うといっている。ま、別に粋になるつもりもないけど、僕はやっぱりほどほどでいいと思う・・・。

西天満・老松町「なにわ翁」にて

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