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2006年7月16日の1件の記事

2006.07.16

「京橋ジャン一会初優勝」7月16日

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今回、いや生れて初めてか、麻雀でトップになった。驚いた、ツキがあったのはもちろん、ほかなんだろう、自分でも理由がよくわからない。

麻雀といわれてもよくわからない人が多いと思う。簡単に説明すると1~9の番号の付いた牌(ハイ)があって、こいつが3種類存在する。マンズ、ソウズ、ピンズという名のカテゴリー。それぞれ4個ずつあるのだが、自分の手持ちとするのは常に13個で、その中である一定の種を揃えたり、番号を揃えたり、続き番号にしてみたりする。トランプのババ抜きみたいに順番があって、その始まりを親とする。親の時に全部そろえることが出来たら得点が1.5倍くらいもらえるのだ。

得点をもらうのは共にゲームをする相手から。

だから自分が勝つと言うことはその場にいる誰かが、あるいは全員が負けているということだ。総じて麻雀というものは公共印刷物が多少なりとも動くことが多いので、行きは重たかったポケットが帰りは軽くなっていることもありうる。

僕はやや肥満気味だから、ダイエットの如し、毎回帰りは軽くなっている。

それが今回、奇跡的に勝てたのは、師匠とも言うべくカメラマンS、卓名「羊の狼」君が、麻雀ファミコンを僕に貸してくれたからではないかと思う。

我が仕事場のテレビにセットされたそれは、「羊の狼」君の「どんなに忙しくても一日2回はやるように」との指示どおり、この1ヶ月間毎日必ずやるようにしてきた。飯を食うとき、タバコを吸うとき、単に休憩するとき。そんな時間をすべてここに費やしてきた。たぶん、その訓練のおかげだと思う。

京橋ジャン一会。これは浪花の京橋のこと。大阪環状線(1周19駅21.7km)で大阪から外周りで3つ目?くらいのところにある駅だ。地下鉄や京阪電鉄、JR東西線などたくさんの線が交叉するターミナル駅である。ただ、周辺や沿線には大阪きっての巨大ビジネス街があるにもかかわらず、街は昭和のままストップしており、高い屋根の商店街が縦横に駆け巡り、煮込み屋、うどん屋、鉄板焼き屋、串屋など、大阪では珍しく元気な個人系商店も数多い。

我々のホームグランドは駅を降りて徒歩1分のところにある雀荘だが、昨日はなにやら大きな大会があったらしく(凄いね、麻雀界にはこうした大会がいくつもあるらしい)店内は満席だった。そこでジャン一会のボス的存在である元出版社編集長のI氏、卓名「泣きの喧嘩番長」が連れて行ってくれたのはそのすぐ対面のビル2階にある雀荘だった。

もう一人の打ち手は大阪ではもはや希少といえる本当は名ライター、今は校正家として活躍する文章の達人N氏、卓名「スペシューム光線の占術師」。聴牌(上がる寸前のこと)するとウルトラマンがスペシューム光線を放つときと同じ手格好をするので注意が必要だ。

この日、「泣きの喧嘩番長」は相変わらず、攻撃的なまでに卓に牌をぶつけながら出入りの激しいゲームを展開。その手が進んでいくとやがてリーチを宣告する「スペシューム光線の占術師」。そして終始、優しい言葉を二人にかけ続けつつも、本心では爆弾を落とすチャンスを伺い続けている「羊の狼」。しかし、昨日の僕はいつもと違って、ファミコンのおかげでミスが殆どなかったのだった。僕は殆ど麻雀を知らないしやってないので感覚をつかめないままいつもはミスが続出。この3人のようなエキスパートたちは凡ミスを見過ごすなんてことは絶対になく、大体はそれをきっかけにして勝ち進んできた。

だから、僕は完全なる唯一のカモ的存在であったのだ。それが昨日はカモになることが殆どなかった。つまりメンバーと互角ではないにしても、なんとか麻雀をやれるレベルに到達しつつあるのかなと言う感じだ。

終わってみれば終電間近の刻。試合開始が12時半ごろだったので11時間激戦を繰り返したことになる。椅子に長時間座ることでオケツのみならず股関節の付け根までが凝って痛くなる始末。さすがの3名は微動だにせず姿勢を最後まで維持していたからやっぱり凄い。

僕は子供のように椅子の高さを上げたり下げたり、くるくると回ったり、足を組んだり、ビンボウ揺すりをしたり。「羊の狼」君は僕のことを「想定外の単純男」と呼ぶからして、これを卓名としよう。ちなみに3名の卓名は僕が勝手に考えた。

戦い終えた我々はまたそれぞれの日常へと消えていく。「スペシューム光線の占術師」は、今から校正の原稿をとりに行くということでタクシーに乗り込む。初の大負けに打ちひしがれる「卓上の喧嘩番長」はいつもにもまして猫背になって鶴橋方面のホームへと消えていく。そして「羊の狼」と「想定外の単純男」は、コロン臭いパンツ丸見せネーちゃんが行き交う商店街を歩き進み、自分を見失わないように何とか意識を改札口に向ける。

昨夜はどこぞで祭りがあったのか、ホームには浴衣を着た女の子の姿が多くあった。その華やかな色合いは環状線103系(僕が生れる前から走っている車両)のオレンジ色とよく似合う。

車内で「羊の狼」君が「あの時こうするべきだ」とか「今回はよくやった、でも次回は」などと、いつものように反省会を開く。しかし、毎回のことだが僕は「あの時の牌」というものを覚えていたためしがない。だから話にならない。意図的なものではなく、過ぎ去ったことは本当に全部忘れてしまうのである。

だから、おそらく、たぶん・・・、いや、きっと次回は負ける。
今回はいい夢を見ることが出来て楽しかった。   (終)


060715_163909「羊の狼」君が昨日出したスーアンコウつも(麻雀の手で最もでかい手)。彼はこのように突然牙を見せる。





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