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2008年3月28日の1件の記事

2008.03.28

これぞ関西流蕎麦屋のあり方

1980年代後半から関東・信州・関西で始まった手打ちソバブーム。その中でなぜか関西、特に阪神間は東京風を意識してしまう傾向にありました。これは関西ローカルメディアも同様です。酒×肴、後にそばをたぐう。これぞ粋なんてね。その真骨頂は関西人が思うような粋がったものではなく、元々せっかちで威張りながらも人に一肌脱いでしまう江戸っこの可愛い隠れ家だったはずなのに。僕はかねがね関西流の構築賛成派でかかわってまいりました。で、いよいよですよ。いよいよ関西流というものが形成される気配がでてきたわけです。元々形式が薄かったことこそが利点ともいえるわけで、要はかつてなかった新境地が開ける期待があるのも関西の魅力。都心から日帰りでいける距離に合掌造りなどの田舎蕎麦屋あり。同様のエリアに畑を持つような農村田舎風あり。もちろん都市部には東京老舗のような隠れ家系もあり。そこにさらに出て来るはプチ膳スタイルであります。
これは僕が勝手に名づけた言い方ですが、田舎と都心の狭間、つまりベッドタウン郊外で有効と思われるスタイルと思います。たかが蕎麦を高級にあしらわれるのもつらいところですし、かといって板わさと酒では今の時代やっていける店は都心の駅前だけ。プチ膳とはその中間を行く世界なのであります。
処は亀岡拓朗亭。前菜の世界が見え隠れするそれは一挙一皿に載ったいわゆる盛合せ方式。一見単なるアペタイザーですがよく見れば甘・辛・温・冷・固・柔が作り分けられている。これまさしくフルコースのバリュー版というわけです。で、さらにファーストメインとも言うべきたんぱく質系が昨夜はビーフシチュー!濃厚ではありますがくどさが無いところがボディブロー系の洋食店とは違うところ。
その後、まるで箸休めといわんばかりにおろし蕎麦が来るあたりは、やはり手打ち蕎麦会のテロ的存在の拓朗亭らしいイタズラであります。休むはずが実はメインやないのと頭の中はシャッフル状態。相変わらずエッジのたった蕎麦と辛味大根でした。で、ここで終わると若者ならモノ足らず、メタボラーには降り時ポイントなのですが、どこまでもパンキッシュなお店であります。なんとチキンカレーの登場。もちろんサイズは小であります。が、鮮烈なスパイスの香りが脳天を洗う攻撃力に笑うほか無いわけです。当然ここでお腹はイナフ。満足点に達するのでありました。
おまけに蕎麦のシフォンケーキが。もっとびびるのはここまで連れ添ってお代が2100円ということです。一体全体どうなってるのでしょう???アレンジや構成から見て手間隙はフルコースと同様です。すごいです。これをもし都心部の店が真似たらどうなるんだ?色々変な想像をしちゃいます。
ま、隠れ家、行き着け、自分の居場所、というのが元来の都市的蕎麦屋のあり方ですから、これにビビろうとも僕はこれからもマイペースで通うだけのことですが。
とにかく皆さん、手打ち蕎麦屋の世界は今後多様性を極めていく予感大です。まだまだ固定観念は持てる段階ではありません。人や自然が普遍的であるように、味の普遍性もどんどん楽しんでいきましょう!
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