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2009.10.24

インド的コロッケ現象

みんな大好きなコロッケ、の話であります。僕の場合なら、阪急茨木の商店街にあるトリクメのカレーコロッケを、小学3年~中学3年まで、そうですねだいたい週に2回、一度に3~5個を食べていたと思います。

目力次第では視認不能と思われる下味の牛筋。内部はオーバー・ザ・ポテト&甘味で、ガキの頃は3個目で、今なら2個目の前半で胸がつかえます。

この「つかえ」がザッツ・イナフ(もう十分)のサイン。飽き足りたはずなのに、また食べたくなるところが、まるで吉本新喜劇のようでもあります。(濃いけど、わかっているけど、やっぱり笑える)。

この日本人の堂々巡り的シンプルテーストというものを、ここ数年でインド人たちがどうも気づき始めております。インド料理=カレー。カレー=シチューの延長系。それが最近はようやくナンとかタンドリーチキンとカバブなどが広く認知されてきた日本のインド料理界ではありますが、結局のところ日本人は複雑大盛りのゴージャス志向ではなく、安もんのシンプルテーストを堂々巡りする民族なのだと。

ここに彼らは注目しているようです。が、実はインド料理の中にもコロッケの原点と思われる料理がいくつもあります。(小麦粉や全粒粉、豆の粉でまとったものや、素揚げ、素焼きが殆ど)。そして何より面白いのは彼らにとってもコロッケはソウルフーズだというのです。

日本人のような保守的な気質は彼らには見当たりませんので堂々巡りをするのかどうかはわかりませんが、ちゃんとメモリーはあるようなんです。

Photo写真はパンジャブ(インド北西部)人シェフによるコロッケ。最近来日したシェフで、まさか日本人がこんなものを食べるのか?と不思議がっていますが、彼を呼んだオーナーは日本のことを熟知しているので、そろそろこの辺のローカルフーズが日本でも受けるかも、とイメージしているわけです。

味や食感はとても個性的です。独特のアクと油のクセがあり、つけるものはやっぱりグリーンチャトニ(コリアンダー系が特にいい)がベストマッチだし。でも丸い形と、手にもってもよさそうな軽々しさが日本人を安心させるように思います。

日本に必要なのはまず安心。保守性を満足させる必要があります。料理というものはやっぱりすごいな、とつくづくそう思う今日この頃です。

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