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2010年6月6日の1件の記事

2010.06.06

夢の機内食

子供の頃からの夢でした。

「新幹線のブッフェと飛行機の食事のメニューを作ること」。

前者はもう昔の話で今は存在しない?のでしょうか。我が家のルーツは静岡ですから、子供の頃はよく新幹線こだま号に乗って里帰りしました。鉄道オタクの兄貴はひたすら車体の外観と車窓に見蕩れているわけですが、僕は車内のウォータークーラーと飲用の紙コップ、そしてブッフェ車両が大好きでねずみみたいに同じ道を行ったりきたり。

後者はオフクロが大の飛行機嫌いなことから幼少期に2度ほど乗っただけですが、そのときの食事の有様が忘れられませんでした。あの狭いシートに埋もれながらテーブルの上に並ぶ様々な色合い。珠玉の眩しさでした。

おっさんになった今振り返ってよく考えてみるとある法則が見えてきます。

ひとつは、通常の食卓で使われる器や皿よりもサイズがひとまわりもふたまわりも小さいこと。さらにこれらの食器はすべて低姿勢なこと。つまり振動で転ぶ可能性が低い。材質もボーンチャイナ等ではなくステンレスやプラスティックなど割れにくく、かつ抗菌タイプのもの。おまけにフォークやナイフなどは金属であっても、どれもが70%くらいのサイズであること。この日常に対する規格外なところがものすごくなぞめいていて魅力的でした。

次に思うのは、量は絶対に少ないのに、ちょっと豪華な気がすること。これは食材の多さや形容の工夫、料理アイテムの多さ、各食感の工夫、味の幅、なんかが理由でしょう。というよりも僕はこのブッフェや機内食こそを模範にしてきた経緯がありますので、まず間違いないです。小さな世界、限られた時間、といったささやかな食卓だからこそ、ここまで趣向を凝らしているのだと思います。プロフェッショナルの技芸を感じます。

そして三つ目がトレイです。絶対といっていいほど一つの盆に乗って出てきます。そりゃ昔のブッフェではレストランのごとく、各ディッシュでだされることもあったようですが、1ボックスタイプのメニューも記憶にあります。今ブーム?の弁当もこの延長線といってもいいのではないでしょうか。要するに、自分が食べるものは完全に確保されていることの安心感と、ミニチュア的な可愛さもあって、その小宇宙に胸がときめいているのではないかと。

はい、僕の料理をご存知の方はもうお気づきかと思います。これぞターリーの髄なんですよ。インド的定食の如し。インドの南とか北とかの話じゃなく、以上の三つの要素が入ることなんです。

今もって鉄道や飛行機などの食事は夢のまた夢です。こんなにドラマラスなものはない。写真は今年のインド行き機内での食事。インド人はみんな「こんなまずいもの、とても食べられない!」と嘆きますが、僕にとって味覚は30%、残りの70%はうっとり気分で大満足です。最後のカットはインド国内のどこぞの空港でもらったディレイランチボックスです。今回の旅ではディレイによってサービスされるボックスを3回もらいました。ええ、ちゃんと時間通りに乗れたことは一度もなかったです。おかげでめちゃめちゃ楽しめました(○゚ε゚○)

17_chicken_lunch_air_2 17_diner_air_2 17_diner_air_6 26_servicelunch_from_spicejetahm

*ついでに左上のビデオも更新しました。クリッとしてください

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