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2011.01.21の1件の投稿

生れて初めて落語ってものを

イメージって怖いですね。僕は大阪人なので、どこへ行っても笑いの達人(お好み焼きやたこ焼きも同じですね)みたいに思われてきましたが、実は演芸というものをただの一度も見たことがありません。

むろん、TV放送は別ですが、とにかく興味をもったことがないのであります。しかし、大阪=笑い天国かと思いきや、まったくもってそうではないということを知ったのは今から20年以上も前のこと。

東京は魚河岸の面々はそりゃもうせっかちで歩くのが早いだけでなくお笑いが大好きで。大阪人もまっつ青なくらいの勢いでした。ただ、大阪のそれとはちょっと質が違うんですね。当時僕の周りの江戸っ子や上京者たちの殆どは落語が大好きだったのです。

僕は興味がないだけでなく、嫌いでしたね。どうも退屈だし、見た目は着物だし、ちょっと頑固そうだし、口調もしつこい感じがしました。とにかく付き合いで見に行かざるを得ないことが何度かありましたが、チキンラーメンが出来上がるよりも早く寝ちゃいますね。

それがですよ、ここ1,2週間、ちょういと仕事がらみというのもあって、落語というものに意識を集中してました。で、これがなんだかよくわからないけど面白い!ガイコクを旅するときのような感覚でまだ何も分かってないのですが、それでも笑える。

聞いたのは、枝雀と米朝、林家きくぞう、の3人だけですが、とてつもなく楽しい。で、一つ感じたのは、落語というものはかなり文字に近い芸ということです。小話、枕というのですか、あと全体に背景と人物、時に気候や情景までが入る、起承転結の物語形式、そしてオチが切ないくらい単純だったり裏切ったり。つまり粋というべきか。

文字が立体化したというか、その人物がな~んももってないしビジュアルも使わずに、映像化空想化してしまうところがえぐいほどグレートですね。こりゃすごい。

ちょっとはまりそうです、落語。

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