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2011年4月10日の1件の記事

2011.04.10

読者のみなさんが仲間

さきほど近所のスーパーへ行ったら、家族連れ、友人同士、おばちゃん軍団などの群れに出くわしました。

普段このスーパーに来るのは平日の夜9時前か、せいぜい昼間の11時頃。こんなに人をみることがないので驚きます。

そして、み~んな群れ行動なので歩くのが一苦労でした。弁当コーナーへ行くと「行楽弁当」「花見弁当」なんてものが600~800円くらいで売られていて、みんな一度触ってからまた置いたのか、ぐちゃぐちゃのばらばらになっていました。

買い物をすませた僕はそそくさとスーパーを退散し、信号待ちしていると、先までは誰もいなかった背後、それも50センチくらいのところで30歳くらいの男の大きな声がしてびびりました。「うわっ~~~~、ほぉ~~~~!」

振り返るとオーバーオールっていうんですか、魚屋のゴムパンツみたいなジーンズをきていて、キャップを逆にかぶり、眼鏡をかけた男が、小学中学年の男の子に抱きついてこういう会話をしているのです。「あぁっ~~~お父さん、ほんまは靴がほしかってん。あぁ会に行きたかったなぁ」「え~そうやったんや。今度買いに行けばええやん」「今度って言っても・・・・・うぅん、やっぱりほしいなぁ・・・・・・」「僕がついていってあげるから、ね・・・・」「う~~~~ん・・・・・・やっぱりほしいわ・・・・」

僕の右手には280円のから揚げ弁当。左手にはカラムーチョのビッグバック。普段は外食なのですがこの時期は弁当やカップラーメン(日清大好き)、チョコレート(明治製菓崇拝)かポテトスナック(湖池屋の熱狂的ファン)が多くなります。

一瞬、なんとも見えるに耐えないシーンだなと思いつつも、桜が満開で快晴の今日みたいな日に、一人ぼっちで280円弁当とカラムーチョを持っている自分がとても孤独に感じてしまいました。

そう、僕は現在スパジャーの製作真っ只中です。朝の7時半頃からスパジャーvol.05付録用のガラムマサラを作り続けており(2~3日かかる)、途中から同本メインのスパイスのある食卓の執筆をしてます。スパ食は第二稿目。推敲段階にはいっております。ほかにも細かいことがわんさかと。

実は本日から東北へ行く予定でした。しかし、紆余曲折してどうしても行けず悔しいやらもどかしいやら、40度の高熱をだしたとき以来でしょうか、食欲を失ったのは。

で、延期を決めた3日ほど前、偶然か必然か、関東郊外の読者の方数名からお便りをいただいたのです。「みんなで楽しく読ませてもらってるよ」「いろんな想像できるところがいい」「自分も旅をしている気になれる」「○号の付録のスパイスはなかなかはまった」「などなど。

みなさん、震災被害のある地域の方ばかりです。

そうか、こんな小さな冊子でも、少しはみなさんのためになっていたのか、と僕は胸が熱くなりました。

「がんばれ」とか「応援してる」とか、そんな言葉じゃなくて、みなさんはご自身の話をされてるだけなのに、こちらがめちゃめちゃ元気になってくる。

そもそも、自分のやるべきことをやる、という事ほど難しいものはないと今回痛感しています。ついつい、自分はなんでもきる、人に何かをしてあげられる、助けてあげることができる、などと思ってしまうんですよね。

友人から東北計画を誘われてなんの躊躇もなく僕も同行を決めるも、何とか時間を作ってみるが思うようには行かず、さらに仕事が佳境(といっても赤字ですけど)な上に刻一刻状況が急変。サバイバルをするだけの力がどこにもありませんでした。

でも、一瞬孤独や挫折感を掴んでも、今回はなんだかやる気に溢れています。お会いしたことはないけども(たぶん)、自分には読者の方がいる。自分にはこれしかない、じゃなくて、これをやることができる、って感じです。

あぁ、しかし、この280円弁当、今年のトップ3にはいるくらい不味い。いやいや、僕にはカラムーチョがある! 

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