「表参道のサンマ」~東京イベントを終えて(長文)
先日は国連大学前にお越しいただいたみなさま、どーもありがとうございました!
初めての方も、2度目?3度目?の方も、お会いできて実に嬉しかったです。
今回は暑さを吹っ飛ばしてくれる、素敵なゲストも飛び入り参加。
ただし、今回は僕が多忙すぎて、忘れ物続出でした。はい、やはり!?大事なデジカメをもっていくのを忘れてしまいました。忙しければ忙しいほど、大好きな写真を撮れなくなって、ついには忘却の彼方へ~~~
上のカットは携帯電話(もちろんアイホンとかそういうのじゃないやつ)で何とか撮影したものです。解像度?とにかく綺麗に撮る設定の方法とかはまだ知りません。
たぶん、このまま知ることなく、この電話とお別れするほうが早い気がします。
いや~、しかし東京も暑かった。特に右側面がマル焦げです。ええ、下手くそが焼いたサンマみたいに。
イベント終えた我々は「よっしゃ、ビールで飲みに行こうや!」
で、時の場所!?246コモンというところで、餃子とビール、チーズ、ひとりはヒマラヤ岩塩をつまみに飲みだします。僕はなんも食べてなかったのでフォーをしばきつつ。
おねーちゃん、この餃子ゼッピンやね!
トモアリガトゴザマス!
おにいちゃん、ビール飲むだけなのに食券買えってか!?
あ、どうもすみません!お手数をおかけします。
ほ?伊藤さんじゃないですか!ほ~~~~い、伊藤さん、こっちこっち。(*伊藤さん=仮名。イベントの鍵を握る方)
で、おのずと反省会になっていくのでした。ただ、僕はそうでなくてもビールで顔が赤くなるのに、この日は特に右側面が真っ赤にはれたようになりまして、あっちっちっちのち~~~
ちょっと、お風呂行きましょうよ、お風呂!
ということになり、おっさん軍団は美しい女性が優雅に歩く表参道は青山通りを、1人は自転車で、2人はまだマシではあるがよれよれのシャツ姿で、タオルを首にかけた僕は真っ赤な顔と腕で、ふにゃふにゃと歩いていくのでありました。
で、そのまま風呂へ流れ込むわけですが、ここ、なんとかスパみたいなんじゃなくて、きわめて普通の(それこそが素晴らしい)地域の銭湯でございます。
ざっぷ~ん!
うぅ~わっしゃ~(おっさん特有の意味不明の唸り)。
各自、自由に白湯、シルク湯、ジェット、水風呂などに浸かり、僕は全身強力ジェットでたるんだ腹の肉を震わせます。
うぅ~あうぅ~うわぁ~ぷふ~、ぶくぶくぶくぶく・・・・・・・
よっしゃ、そろそろ上がるか。
となり、この日は終わりかと思いきや、僕ともう一人がまだしぶとく「東京といえば?」「そりゃ焼鳥でやんしょ」。
仕上げは渋谷に出て、おっさん二人で焼鳥をぱくぱく。
おネーちゃん!もう一杯!
もう一人がとくと飲みだします。
あのね、俺は今日中に大阪へ帰らなきゃいかんのだよ。最終が何時だっけ?
いや、もう忘れたね。なんだったらとまっていけ。
いやいや、原稿がたまりまくってるんだよ。
確か・・・・9時1分に山手線に乗れば、品川で最終に乗れる。
店が大繁盛ということもありますが、僕らは実に内容の薄いどうでもいい話で盛り上がる。で、結局印象に残ったのは、その店の焼き鳥が、とても東京的でうまかったということだけ。
僕は昔から東京の焼き鳥が大好きで、一個一個が大きくて、やっぱりタレ。さくい醤油味で、とろみや甘みがなくて、にくがぷりぷりとしているやつ。久しぶりに軟骨にも手を出しました。
なぜ大阪には、商店街なんかの山積みにしている系の焼鳥屋はないのだ!?
大阪の人間は焼き鳥が嫌い!
んなことはない。東京のんは安いし、うまいし、飽きないし。これそのまんまもっていったら絶対に繁盛する。やっぱり日本人は、安い、早い、うまい、につきる!
このような話をしているうちに、8時55分。
慌てて店を出て、走ってJR改札口へ。ほんじゃおつかれさ~ん、またね!
徹夜明けの僕は不整脈と暑い右側面と戦いながら、サンマほど華麗ではないけど築地魚河岸で鍛えた脚でさっさと品川駅へ。
すると、これが指定席はなし。おいおい、久しぶりにスタンディング新幹線か?
で、これが鮨詰号でした。とにかく耐えろ、耐えるんだ!ということで名古屋まで我慢するも、途中で後ろのほうの女性が一人倒れたとかで、その人をなんとしてでも椅子に座らせなきゃいけない。
僕ともう1人の人で、名古屋駅に下りようとする、殆ど女性陣の大波に逆流するかのように腕を延ばし、さらに後ろからは、ここでなんとしてでも座るのだ!と奮起する京都か大阪で下車するであろう者たちの荒波をさえぎり、もみくちゃになりながらその倒れた女性を何とか着席させることに成功。
しかし、力尽きた僕はそのまま名古屋女の激流に飲み込まれ、一度海原へ放出。頑張って再び遡上して、今度は俺の席を確保だ!と思っていたら時すでに遅し。みんな座ってタヌキになっている!
(。>0<。) よれよれのサンマは(本当のことをいうと築地時代は鰻と呼ばれていましたが)車両の中をふわふわと歩き、そしてあったのだ、奇跡の「C」席が。
その昔、僕は東京に毎週通っていた時代、ずっと「C」席だけを好んで座っていたものです。肩がこらない、歩く人がよく見える(なにせ理屈抜きの人好き)、トイレや携帯電話のためにすぐに立てるし。
こうして新大阪まで無事に座れたのですが、今度は5分遅れとかで「在来線に乗り換えの方は急いでください!」と放送がなる。おっと、今日の俺はいったん空港へバイクをとりにいかにゃならんのじゃ!
そう、普段は飛行機通いなのであります。なので、いったん大阪へ出る必要があったわけ。
もう、ボロボロの体にむちを打つようにしてダッシュ!
で、何とか間に合ったのですが、今度は在来線が5分の遅れ!?
なんじゃそら!でも、しょうがなく待つわけですが、今度は「6分の遅れ」に変わってやがる。実は大阪駅で阪急に乗り換えたいのだが、そのタイムスパンがわずか4分になってしまう。梅田は新宿ほどもでかい。乗換えができるのだろうか!?
ようやく来た在来線にのり、わずか数分の着席に喜び、今度はJR大阪から阪急梅田駅までダッシュダッシュ!泳げ泳げ!
こうなると不整脈も胃痛も熱中気味の身体もどうでもよくなります。!!!!!
で、これがなんとか間に合った。0:10梅田発の電車。やったー、乗れたぞ。と思いきや、これがけっこう混んでいる。もちろん座席なんて空いてない。
ま、それでも動いてくれるので、久しぶりにつり革を二つ頂き、干物のようにぶら下がり半寝となった。
ついに、ついに蛍池に到着。もちろんモノレールはもう終わり。よーっしゃ、タクシーを・・・・と見渡すと、これが自家用車さえもとまってない。あるのはコンビニがただ一軒。アカン。最後の最後に負けたか(って敵が何かはよくわからないけど)。
こうなったら1人でおいしいジュースでも飲んで乾杯だ。俺は今日は本当に良く頑張った。そう思い、ミルクティを購入。で、扉をでた瞬間、今度は雨。
オウ、なんてこった、ふってきてーラ!
と、これがなかなかの本降り。
通りに出てもタクシーは走っておらず、もうめちゃめちゃ疲れているのだけど、悔しいのでこのまま乾杯ウォークをして行くぞと決心。そもそも昔はこの蛍池から歩いて空港まで行く人はけっこう多くいたのだし。
しかし、この道が途中で途切れるのだった。そう、さすがの手付かずの大阪空港も、少しは再整備されており、途中から車道だけになるのでありました。
僕は周囲を見渡し、なんとか徒歩でいける道を探しだします。そして1人、真っ暗な空港を横目に、いくつも連なるバス停の前を通り過ぎていきます。
そして、ついに、ついに、マイスクーターに到達。
荷物を収納し、かちこちになった下半身の間接を思い切り開き、どさっとまたがります。そして走り出すと、いい具合に雨がやみました。やった、俺の勝ちだ。
ま、そういうことで相変わらずの調子です。
みなさま、残暑?いやいやまだ猛暑か、お見舞もうしあげます!