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2015.04.26

イン・ネパ紀行5 「Pray for Nepal」

25日にカトマンズで大地震。僕が帰国したのは18日。今回はたまたま多忙の中を割いて行ったので4日間しか滞在できず、周囲の人たちからも「もっとゆっくりできたらよかったのにね。ネパールは山の国。ダイナミックな自然に囲まれて過ごすともう帰る気がなくなる」と惜しまれていたところでした。
実際、その自然に魅了され、長居したくて仕方がありませんでした。3日目、カトマンズから北へ車で2時間ほどの山中にある知人の親戚のレストランへ行ったのです。自慢の地鶏や魚の料理は絶品でした。また、日本では栽培ができない種類のスパイス畑も色々と見せていただきました。
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レストランには宿も併設しており、一応値段は決めているものの交渉次第でどうにでもなりそうな感じ。山道はしばしばアスファルトがはがれ、大小の穴が点在し、とてもスムースに走ることはできません。
でも、そんな残酷な道を登っていくと、所々に休憩所とも言える小さな売店があったり、絶景が望めるカーブの淵に小さな屋台を出していたり、杖を抱えてイスに腰掛けただ呆然と景色を眺めている年配の人がいたり。
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ほぼ崖でしょ、といいたくなるような急斜面を削ったように道が続き、その先のカーブにの出っ張りにレストランはあるのです。そんなところだからめちゃめちゃ眺めは良い。
こちらの4人の家族と共にいろんな話で盛り上がり、気がつけば4時間以上が経っていました。
知人(日本人)がかつてここをぶらりと訪れ、あまりに快適だったという理由だけで半年ほども居ついたというのがよくわかります。
このようにちょっと入っただけでも、人々の暮らしと実に魅力的な文化が溢れているネパール。
首都カトマンズは空気が最悪なのは間違いなさそうだけど、こちらでも標高は1350mもあるのですから確かに山の国なんですね。
泊まっていたのはバッグ・バザール・サダックというストリート沿いにある宿です。そしてそこから歩いて10分くらいのところにあるアサンチョウクやタミルチョウクなどへは毎日のように通いました。旧市街とも言うべく、カトマンズで最も歴史風情を残すエリアで、細い路地が網の目のように張り巡らしています。
スパイスはもちろん、野菜、塩、鶏肉、羊肉、布、食器などいろんなマーケットが集い、外国人も多く集まっているようでした。そのエリアの各チョウク(交差点)に寺院があり、多くの人がお祈りをしていました。その中の大きな寺院で僕も祈りを捧げ、一緒にいたネパール人の友人から眉間に印をつけられます。これは以前にインド西部でホームステイした際もその家のオバサンからつけられました。
古びた建物が犇いていて、ものによってはちょっと傾いていたり。ふと、こんなところで地震でもあったら大変なことになるぞ、と話していたところです。
それで1週間後の25日に本当に大地震が来てしまいました。
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あのときに参った寺はどうだったのでしょうか?犇く建物は?そうでなくてもあちこちのアスファルトがはげ、掘り起こしたような道が多くてすでに災害にでもあったかのような状態なのに。あの旧市街などは特に人口密度は尋常じゃないと思います。すべてが原宿のような感じといいますか、いや、住んでいる人や働いている人が建物の上にいて、路面にも商売をしている人が無数にいるのだから東京の比じゃない。
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そこに建物が崩壊したらいったいどうなるのか、と思うとぞっとします。
本日は1日あけて26日ですが、夜8時を過ぎた時点でのネットニュースでは死者が2200人を超しているというではないですか。邦人の方も犠牲になっておられるようでとても残念です。
今回の旅をずっと一緒に過ごしてくれたネパールの友人は無事だったとのこと。山中の宿に居ついたことのある日本人の奥さんの実家がカトマンズにあるのですが、そちらも無事だったようでよかったです。
ただ、旅の間ずっと車の運転をしてくれていた愛称マリオや、友の仲間の料理人などは消息がわかりません。もちろん、電話は混線状態でしょうから健在でも簡単にはつながらないでしょうけどやっぱり心配です。
ほか、出会った多くの方々もどうなのかな。
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僕にとっては初めてのネパール。友と運転手の3人でケンカあり笑いありで、僕は彼らを猪八戒と沙悟浄とたとえ、平成の西遊記の体で今回の旅をしゃれにしてきましたが、ちょっと笑い事ではなくなってしまいました。
とりあえずは友が健在であったことはよかったし、他の関係者の多くも無事であったことは喜ばしいですが、国全体としてはあまりにもダメージが大きい様子。世界各国があらゆる方面で援助に乗り出しているようです。どうか、ひとりでも多くの方に助かってもらいたい。そして食べ物と水がそこにあって欲しい。
カトマンズはインド以上に不衛生かもしれないと、インドで3年生活したことのあるネパールの友がそう言ってました。飲める水はもちろん販売品です。
僕が行った時はたまたま30度を越すことはなく、夜はちょっと寒いくらいで、とても過ごしやすい気候でしたが今はどうなんでしょうか。今年はインド・バンガロールの人も言ってましたが、とにかく雨が多いとのこと。
雨季はまだ先だというのに。といっても確か6月頃から始まるとのこと。それまでに瓦礫の処理などが一定のところまで進めばいいけど。
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どうかカトマンズに、ネパールに幸あれと祈ります。
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