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2016年3月27日の1件の記事

2016.03.27

カワムラカレーとマサラカレーと万博カレーEXPO

またまたブログの更新が遅くなってしましました!(汗)

カミさんが3月3日に手術して以来しばらくべったりと付き添い。でもって犬の散歩や家事や仕事やともうドタバタもいいところで。

以前の予告なしの77日間+数十日=合計約10ヶ月におよぶ闘病に比べるとまだかなりましです。なにせ今回は命に別状はないことで。

あんまり言うと「アタシのせいかっ!」とまた発狂されるのでこの辺でストッピン。

しかしなんですね、現代はちょっと日があいちゃうと、周囲はがらーっと激動してたりするから大変ですね。

カワムラ時間と日本時間がどんどん差が開いていく~コワイ!

僕のほうはと言いますと、19~21日に大阪万博公園であった「カレーEXPO」にゲスト参戦させていただきました。

というのも最初にお誘いいただいていたのですが、1日300食以上を3日間ということで、そりゃ料理研究家的活動の今の僕にはとても無理なわけで、めちゃおもしろそうと思いつつも断念しておりました。

でも『カトマンドゥカリーPUJA』さんから、1日だけでもいいし100食だけでもいいからどう?と有り難いお言葉を頂き、それならなんとかできそう!と晴れて参戦できたわけです。

と言っても、カミさんが入院する病院へ通ってはあれこれとサポート&家事&仕事&の中なので、深夜にコツコツとタマネギを切ったりスパイス配合したりと匍匐前進。

それなりに考えまして、メニューはチキンコフタカレーを作りました。これはインド弁で鶏肉団子のカレーという意味。

通常はナッツや乳製品を入れてこってりさせることが多いですが、今回は日本米がレギュレーションとのことなので相応に調理しました。

ふっふっふっ、この相応ってのがカワムラワールドなのですが、団子にはベスン粉というチャナ豆の粉に加えてレンコンを忍ばせつつ、黒胡椒を粗く挽いてたっぷりと。

胡椒は油で揚げると辛味が飛んでいい歯応えと香りだけが残るんざますね。ほかにもいくつか小技をいれてますが、ま、ここまで。

結局400個を造り、うち150個は別の料理に回すのでいったん冷凍して、残り250個を今回のイベントに。

カレーはしっかりと炒めた玉ねぎをベースにして酸みと甘みを押し出した感じに。粘度はあるけどもたれない工夫込みです。えっへっへー。

唐辛子は使わず。出汁や旨味を一切添加しないので、胡椒を使ってうまみサポート。ボーノッ、ポリフェノ~ル!

こんな感じでなんとか125食を仕込みました。(実際には肉団子が潰れたりして120食ほどか)

当日はたくさんの顔見知りの面々も遊びに来てくれてほんま嬉しかったです。

カレーだけだし、ゆっくりしてもらえるイベントじゃないのであんまり話できなかったのが残念ですがまー今回は祭りということで。

最初はあんまりお客さん来なくて不安でした。何やら道路は大渋滞だし万博のゲートは入場制限かかるし入ったら入ったでチケットに並ぶしで、もうみなさん大変だった様子。

何人かの知人は並び疲れて断念したとメールが入ってました(≧∇≦)

ほんとみなさんお疲れ様でした。ありがとうございます。これに懲りず、またの機会に!

昼を過ぎてちょっとしたくらいになってからようやくお客さんの姿が。で、あれよあれよとしているうちにブース前にずらっと行列ができてそれが途切れない。みんなようやくって感じで。

でもなんですね、ああいう切迫している時こそ名言ならぬ名コピーが生れるもんですね。

最初は僕のカレーだけダンボールにマジックで「裏・チキンコフタカレー」と馬鹿正直に書いていたのですが、お客さんは並び疲れているし後ろは圧してくるしで、そんなときによくわからないメニューを頼むわけがない。

そりゃ真っ白なパウチしたメニューにマサラカレーと書かれているほうを頼むに決まってます。

で、やがて「今日だけの限定で」とか「スパイスがよくきいた肉団子のカレー」とか「インドさながらのスパイシーなカレー」とか、そりゃもういろんな言葉でスタッフの方がお客さんに声をかけてくれるわけです。

僕も、「はい~、スパイシーチキンおまちどうさま!」とか「鶏肉団子のカレーです」とか「チッキンカレーでぇす!」とか色々模索するように応えてみる。

それが最終的にスタッフの方で定着していったのが、なんと「カワムラカレー」でした。

「カワムラカレーかマサラカレーかお選びいただけます!」
「え、どっちがどうなんですか?」
「マサラが甘口、カワムラは辛口!」

おいおい、僕は低いトーンで甘い言葉を囁くタイプなんだぞ~と思いつつ、お客さんにとってはそれがわかりやすいようで、可愛いママさんなどが「ん~じゃあ、うちの子は甘口でワタシは辛口を」なんて言ってくれるもんだからもう声も気分も宙に舞う舞う。

わかるような、わからないような、「カワムラカレー」で最終着地。リズムが生れて一気に注文が入るようになりました。そして、おそらく1時間ほどで完売です。

で、当初の僕は売り切れた後は色んなカレーを食べ歩こうと考えていたのですが、ブース内はとてもそれどころじゃない。

結局、今度は『PUJA』さんのカレー係りに変身。きっとお客さんも入ってくるだけでも大変だったはずなんです。それをまた最後の最後にブース前で待たされるなんて気の毒で。

僕はコックさんと共に容器にカレーをよそいまくります。コックさんの息子たちも手伝います。一度火が落ちてしまったタンドールがようやく復活し、それを目当てにしていたお客がさらに列に加わっていきます。

でもタンドールは焼ける枚数と時間が一定なので加速は不可能。とにかくカレーを出すほか道がない。
もう無我夢中でやり続けているうちに、あっという間に終了時間の4時になってしまいました。お客さんもようやく途切れました。

ふぅ、お疲れ様。
みんなでダンニャワード(ヒンディ語でありがとうという意味)と会場とお互いに向かって合掌!

まかないに、僕は近隣ブースのインドのベジカレーやチャパティ、スリランカの惣菜などを買ってきてみんなにシェアしました。

それで我がブースに残っていた小型の20枚ほどのナンをどんどん延ばしてタンドールの中にペタンペターン!

夕暮れの芝生の公園に炭と甘いナンの焼けるにおいが漂うと、どこからか、おそらく他の参加していたインド人たちも集まってきて、みんなで盛り上がりながら食べまくりました。

本当に彼らは本国のみならず他国でもドサクサ紛れが得意です(笑)。

で、今日の結果ですがなんとなんと僕のカレーも加えてゆうに1100食以上売れたそうな。

これは『PUJA』さんの日頃のルーティーンと設備とスタッフの連携が取れてこその稼動能力。プロフェッショナルとは何かをあらためて感じさせられました。

おいしいものを作る心意気とその料理を提供することはもちろん。さらにスピードとグロス(数量)が重要だと、ガキの頃から飲食の現場で生きてきた僕は社会からそう叩き込まれてきました。

人の役に立つことがサービス業だとそう口酸っぱく。本当そうだなとあらためてつくづく感じました。

いや~遊び感覚99%でいた今回のイベントですがまたまたたくさんの感動をいただきました。

今回いろいろとご高配いただいた『PUJA』さん、ご来場いただいたたくさんのお客さん、それに辿り着けなかった数人の知人たちにスーパースペシャルサンクスです!!

ええー?僕もワタシも行きたかった、と言うみなさん、またの機会にぜひ!

ではSeeYou!

Fullsizerender_2 「カワムラカレー」。鶏肉団子が2個入っている。このときはカルチャーネームの「club THALI」の看板をひっそりと出していた。
Image1 イベントの終わりがけにようやく外へ出てきたところ。会場の広さにびっくり。

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