Recommended book

  • 『絶対おいしいスパイスレシピ』出版社サイト☆送料無料!
  • 『絶対おいしいスパイスレシピ』Amazon
  • 『山海の宿ごはん』(全編カワムラ取材)2005年あまから手帖ムック
  • 『カレー全書』(柴田書店)*送料無料!

カテゴリー

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« 2016年7月11日 | トップページ | 2016年8月20日 »

2016年8月7日の1件の記事

2016.08.07

ひとり「おおきに」運動


うちのカミさんが言うのである。

「せめて同じマンションの住人くらい挨拶しなきゃもう終わりでしょ」と。

昨今のノー挨拶ノースマイルな世相を嘆き、もう6、7年にわたりひとりで「おはよう」運動をやってるのを見て、やっぱりしぶとい性格だなぁと思いつつ、なかなかいいアイデアだとも感じる今日この頃。

ついてはカミさんに倣って、僕もこっそりと「おおきに」運動を始めている。

これは自分をよく見せるためのものではないのでいちいちキャンペーンはしない。こっそりとやらないと意味がない。

もう何でもかんでもあちこちで言うのだ。例え相手が怖いおばはんでも。

先日も近所のセブンイレブンで、仕事用に牛丼を初めて買ったのだが(どんな仕事やねん)、なぜかめっちゃ不機嫌そうなおばはんがレジにたち、ハイそれでチンするんですか⁈と睨みつけるという驚愕のモーションを浴びた。まるでガンを付けられてるように。

怖いので、いえけっこうです、と目を反らせて言うと、袋にバーンと放り込んであとは無言。レジをみると400いくらかだったので500円を渡しても無言。

で、幾らかのつりをもらってもごもご言われる(たぶんアリガトウゴザイマシタの隠語みたいな)という有様だ。

最近このようなキレたサービス業の人をけっこう見るな〜と感じた瞬間、そうだ、今こそビームだと思い、僕は腹から、ほい、おおきに!と言った。

すると、へっ、みたいな顔をしていたが、たぶんあの女は青白い顔色だったけども悪い気はしてないはず。

ちなみに買った牛丼は、カップの底にご飯が入っており、その上に牛の煮込みの載った皿がかぶさったもので、つまりレンジしてなんぼの設計になっていた。

それをあの女は、お前も牛丼か⁈ レンジして欲しいのか⁈ とまるで笑って怒る竹中直人の感じで問いかけてきたのである。

くわばらくわばら。

まぁ別に関西弁でなくてもいいのだが、とりあえず「おおきに」という言葉の響きがいいなと思うのだ。

なんかこう大らかというか丸みがあるというか心がマイルドになる感じがする。

関西は間違いなく、この無意識無形の言語によって、かなり人を穏やかな気分にさせているに違いない。

ただ、実はこれ関西人でも常用語ではないために違和感はないけども自分は使えないという人がほとんどというのが現実だ。

落語か漫才か、あるいは商売人かたまに料理人などの間で聞かれる程度。

ましてや最近の関西、特に大阪は標準語を話したがる人が急増中だから、この手の言葉はもうほとんど絶滅危惧種である。

でも、この古臭い関西弁は間違いなく、無意識に人の気分を和らげているに違いない。

なんだかよくわからないけど、とにかくイライラしてるか怒っている人が増えているようにも見える昨今。確かに挨拶慣れしてないから他人とコンタクトを取れなくなっている雰囲気もある。

SNSではあんな繋がってるくせに現実は繋がり力が貧弱だ。

関西弁はとてつもなく合理的に出来ている。だって一言でいいのだから。どうってことないのである。

まぁランゲージはさておいたとしても、本質としては、とにかく「ありがとう」とか「こんにちは」って言ってれば周りの人がどんどんいい感じになるはず。

周りが優しくなれば、いちいち自己を主張する必要も少なくなるのではないか。

どこも同じようだけど、コンビニもやっぱり人なんだなーと思った。

同じ牛丼の味がバーコードを持ったスタッフの気持ちで瞬時に変わるに違いない。

« 2016年7月11日 | トップページ | 2016年8月20日 »

club THALI Twitter

  • club THALI Twitter

club THALI

フォト

カワムラケンジのプロフィール

Spice Journal(カワムラケンジ) Facebook