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2016年10月16日の1件の記事

2016.10.16

自炊と一人旅

今までの僕は、決断と行動の末に見えてくること、つまり自分の経験をルポする、というスタンスで物を書いてきたし、たぶんこれからもこのまま突き進んでいくと思う。

いかにもな論評や解説は説教じみていて書くのも読むのも気持ち悪い。

でもそれは仕事上であってここは超私的なブログ。先日、将来や現在の学生生活に葛藤しているセガレを見て、今回は親父として、また社会の先輩として、遠慮なく自分の意見を書いてみようと思った次第。

まぁセガレに限らずだが、確かに現代の若者の多くが不安で一杯過ぎて、自分の地図を持っているのかどうかもわからないし、何をしていいのか分かっていなくて、でももっと命懸けで生きていきたいというエネルギーだけは湧き上がっていて、何がなんだかよくわからないことに悶々と葛藤しているように見える。

で、その理由が「モノ・コト・情報」に埋め尽くされた社会で育ったから、というのもよく耳にする。なるほど、だから最近は何かにつけ正解当てクイズみたいな志向になっちゃったのか。

僕流に言えば、そういうことに振り回されてしまうほど一個人が確立されていないのだなと思ってしまう。

うちの子は思春期でもキレたことがないなんて自慢する人もいるけど、それこそちょっとヤバイだろう。

特に男はどこかで折り合いをつけなきゃいけないときが必ずやって来る。これは本能だからしょうがない。そのクレージーさをどこでいつどういう風に表現させてやるかが大人の役目だと思うのだ。

できれば中学時代くらいまでにやっておくのがいい。高校だともう遅咲きかも。今は大学もその騙し期間として利用されるみたいでぎりぎり許されるような空気がある。

一番やばいのはそのまんま大人になっちゃったやつ。人の痛みや思いやりが判らないまま大人になるともう手遅れだ。

今は何か言うとすぐに「ならば方法は?」と聞かれる。これもなんだかおかしい。答えはひとつじゃないのに。

とは言っても、頭に情報を詰め込み、自分の頭に惚れて生きるのが当たり前の社会だといわれれば郷に従うしかない。そこで僕が提案するのは「自炊」と「一人旅」である。

「失敗は成功のもと」と昔からそう言われるけどあれは本当だ。失敗をどれだけしたかがその人の理解をより深くする。

上手く(巧く)やることが大事なのではない。とにかく自分の胸に耳を澄ませるのだ。結論ではなく、どうしたいか、何を感じているのか。

人一倍失敗したやつが身体の中に何かを構築できる。それこそが自分だけの答え。そういう意味で答えは人の数だけなきゃ偽物だ。

自炊は失敗を自分で受け入れる練習になる。その分、美味しくできたときの感動も大きい。これには他人の同意は必要ない。

自分で自分を幸せにするという能力を育くもう。

一人旅については、国内よりも国外のほうが偉い、なんてことはない。それも競争原理からくる理論の武装派志向でしかない。

隣町でもいい。例えば東大阪に住んでいるなら、大阪市へいって中之島図書館の天井を見上げるとか、十三などの古い街へいってあらゆる商店街を歩き倒すとか。

みんなが注目する食に飛びつく必要はない。各町でたこ焼きを食べ続けるのはどうだろう。出来れば個人経営の店を探すとか。これ、このあいだから僕がしょっちゅうやっているが本当に個人経営の店が減っていて寂しい限りね。

味だけでなく、大きさや味の種類、個数と値段のバランス、爪楊枝か竹の太い串か、ベンチがあるかないか、客層はどんなか。そんなことを見ていると色んな感覚が湧いてくる。それが面白味となって、記憶となり、いつしか思い出に変わる。

意味なんて必要ない。感動があるかないかが大事なのだ。それは文化とも言う。

若くても寺社仏閣巡りや港巡りもいいだろう。動物園へいって絵を描くのも楽しいだろう。

海外旅行についてはかなり感動が大きい、はず。

もちろんツアーに参加するのもいいが、できるだけ一人で判断を繰り返していくのがもっとも感動的かもしれない。だからSNSなどのコミュニティや達人の情報はほどほどに。

自分の考えや存在の小ささを思い知らされると同時に人の有難さに気づくかもしれない。当然、逆で恐ろしさを思い知る可能性も高い。

人を恨み、人に感謝し。自分の弱さを知り、自分の強さも知る。あるいはそこで挑戦する。

感動とは悲喜交々である。悲しいことが10あれば嬉しいことも10あるはず。だいたいは結果として半々になっている。

自律できていない間は他人の目は捨てよう。自分がどんな旅をしてどんな感動を持って帰ってきたかがポイントだ。

成長できた人ほど、行きと帰りで日本の国が、住んでいる街が、暮らしている部屋の色合いが違って見えることだろう。そういうのを「一皮むけた」と言う。

自分が一皮むけると、普段の自分を俯瞰して見ることができるようになる。

あぁ自分はこんな小さなことで悩んでいたのだな~とか、何に恐れてこんなにいろんなものにしがみついていたのかな~とか、そういえばこんなことをやってみたいと思っていたのだっけとか。もうむちゃくちゃ色んな気付きがあると思う。

もしなければ、それは旅の仕方がちょっと違うのである。とにかくむやみやたらと情報を得ないことだ。

不要なものを捨て、必要なものを一つか二つだけ得る、つまり取捨選択が必要だ。

もちろん平和な日本からは想像もできないようなリスクをもつ国やエリアもある。それこそ外務省のサイトなどに詳しく出ているので自分でサーチすればいい。

今の時代、ちょっとやそっと自炊したり旅行しても成長できないって? ならばこの際すっ飛ばして留学しちゃうか!?それとも海外で展開するような仕事に転職するか!?

ひとりで悩み、判断し、決断すること。それはすでに行動の第一歩である。がんばれ。

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