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身体が軽くなるカレー

拙著『絶対おいしいスパイスレシピ』にある「チキンカレー」(P28-29)が「めちゃめちゃおいしい」と誉められて、とても嬉しく調子に乗っている。そういってくれたのが街の一流料理人、しかもこれから大阪を担っていくであろう30代の若手夫妻だから余計に。

その嫁さんは某有名料理学校卒、旦那は某有名エスニック料理店で修業を経て、大阪でこじんまりとしたアジア系料理店を営んでいる。

旦那「数日間、身体の調子がよくなったのがわかりました」

嫁さん「お通じもすごくよくなって肌も艶々。ま、ワタシ元々艶があるほうかも、ですけど」

旦那「やっぱり現場でやっていた人のレシピって感じですね~」

嫁さん「シンプルだからワタシでも簡単にできました」

旦那「普段忙しくて、もう身体もへとへとやったんですけどめっちゃ軽くなりました」

嫁さん「本を持ってスーパーに出かけて、そこで全部そろえることができました」

そやろ!そやろ~!

それは明治ブルガリアヨーグルトのプレーンを(1998年当時すべての商品を何度も試した上でこの商品がベストだったため品名指定している)たっぷりと使い、でもそれ以上入れたらダメってくらいの量感なのだ。

それだけじゃない。旨みを一度横に置いたところがポイント。昔はどうやったってお客から散々「うまみ、コク、うまみ!」と叫ばれたものだが、最近はようやくスパイスと素材の鮮やかな味の魅力が一般に染み渡ってきた感じ。

ブイヨンに頼らず、さらに鶏肉の量をできる限り控えてある。結果だけを見れば簡単なようだけど、それは現場で百戦錬磨しないと見えてこない感覚なのら。

僕は長い間、陽のあたらないあちこちの裏町で料理の仕事をしてきた。霧に覆われて先の見えない人生であった。

でも、こうして本になったことで、裏町では出会えなかった人たちに伝えることができて、とても光栄だし、今までやってきてよかったなと思う。おかげで僕も身体が軽くなったぜ~

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