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2017年4月8日の1件の記事

2017.04.08

グルメ番組にも構成などスタッフのクレジットを明記すべきだ!

先日、とあるインド料理店経営者から「〇チャンで変な番組やってるから見てみ」と電話が鳴り、パソコンの手を止めてテレビのスイッチを入れた。

すると、そこでは大阪のとあるカレー屋さんの密着取材が。

「これってカワムラさんのパクリじゃないの?」と経営者。

確かにそうとも思える部分が随所にあった。だが、よくよく見てみると、それよりもここでの本当の問題は、それ以外のパートもデタラメな情報で埋め尽くされていたことであった。

なぜ?誰が?どうして??

また、それを放送していたのがロングランの超人気番組で、特に主婦層から絶大な信頼を得ている番組であることも残念だった。僕もかつて取り上げられたことがあるし、店紹介の協力をしたこともあるので、個人的にも大ショック。

よくもまぁ、これほど影響力のある人気番組で、これだけのウソを長尺で流し続けられるものだと驚いた。いったいぜんたい、誰がファクトチェックしたのか。

いや、もしかしたら校正さえもしてないんじゃないか。いやいや、スタッフも誰かに騙されたのかもしれない。

まさか、イベントや飲み屋で合って、気があってそれで、なんてことで公共の電波を利用したんじゃないよね。

構成したのは誰だ!?ネタの運び屋は誰!??

あの番組を構成したそこのあなた。なぜあんなデタラメなことをするのか?

そのことで、どれだけ多くの人や店が傷ついたか想像がつかないのかな。

自分の主張が大事。自己存在のアピールが大事。勝つことが大事。自分の正当性を知らしめることが、そんなに大事なのか。自分の理論・情報武装を固めるために、普段から店取材をしているのか。

毎日のOAだから、正直なところ校正やファクトチェックなどやってられないのか。グルメなら罪は薄いか?そうじゃないでしょ、アカンもんはアカン!

このことで、どれだけ多くの素敵な店が、頑張っている人が傷つき、自信と希望を失ったかを、ちゃんと考えてもらいたい。

僕は普段あまりテレビを見ないほうなので、このような番組が日夜放送されているかと思うともう怖いやら目も当てられないやら。いったいどうなってるの???

何かいい対策はないものだろうか。

上の立場の者からすれば、確かに人を見抜くには限界があることも理解できる。時代のせいにしていては解決しないが、でも悲しいかな、確かに時代の質は大きい。

「ウソツキ」って昔から必ずその辺に何人かいたものだが、昔はそれを諭す地位というか、格上というか、リーダーみたいな人が必ずいたもので、なんとか正しき者は生き残れた。

だが、最近は「ウソツキ」が今回の番組のように王道を歩き出している。しかも、そういう「ウソツキ」って尋常ならぬ攻撃性を持っていたりもする。

「誰かを打ち負かしたい、ぶっ潰したい、自分こそが正しい、誰よりも上でいたい」というモチベーションか。

ネットやSNSの発達のせいか、「誰もが有名になれる、なんだってやれる」的な、幻想と現実の境界線を理解できていない人も多い感じ。

これはもはや単なる地位欲、名誉欲のレベルではない。

執拗なまでに相手(個人、団体、広くは社会)を叩いたり、自分の正当性を刷り込み続けるのも特徴である。勝つためだったら、捏造、偽造、歪曲、偏向、でっちあげ、など、もうあらゆる「ウソ」を撃ちまくる。

表面ばかりにとらわれてちゃいけない。ぜひ「哲学」をもってもらいたい。

横並びの同じ類の者とつるむのもいいが、先輩や上司、教師、親世代、そして何よりも高齢者がいるではないか。「先人に学べ」である。

「信じるに値する年長者がいない」と考える前に、「人を信じる力が自分にあるのか」「その心の用意をしているのか」もまずは問うべきだ。

その上で、「完全」という幻想を捨てる。白黒、有無、勝敗もみな同じ。その隙間にあるプロセスや因果、対象者の気持ちの地図を読み取ることが必要だ。

また高齢者を老害などと考えるのも、それこそ完全にメディアに洗脳されている証拠。不完全の中に散りばめられている先人の知恵をどれだけ学び取れるか、は能力である。

たかが20余年、それがインタビューや取材のプロとして生きてきた僕の学んだ答えのひとつである。

今は引退した高齢者があちこちに溢れている。かの大先輩たちの中に、大きな大きな財産がたくさん埋もれていると思う。いま一度、大先輩方々から学び直すことを薦めたい。

とりあえず、これからはグルメ取材であったとしても、ちゃんと構成した者の名を明記すべきだ。

リサーチャーだかなんだか知らないが、とにかくその店や人物を選び、そして今回の番組のように、単なる店・人紹介ではなく、その店・人が「大阪のスパイスカレーの元祖」「スパイス研究の達人」「かつてないものを生み出し続けている」などというメッセージを放つなら、そのシナリオを描く者の名前や所属先、協力者も全員はっきりと。

仕掛けばかりに夢中になっているから、大事なお客が離れていくのである。これ以上、世間を騙すな!

森友学園問題の真相は僕には知るよしもないが、あのような事象はあちこちに点在するのかもしれない。

情の話ではない。冷静に、物事を見抜く力をしっかりと学んだらどうか、という話である。ほんま、たのむでしかし。

(チリは苦手だが、今回は珍しく辛口で書き斬った。あしからず)

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