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エッセイ「ミナミとカレー」

ここで言うミナミとは大阪の難波や心斎橋あたりのことであって、人の名前じゃありません。

目下、執筆中のタイトルです。間も無く締め切り。媒体は大阪の老舗グルメ雑誌あまから手帖。

今回はカワムラケンジのエッセイという個人目線ですが、昔からリサーチや校正などが厳しいことで知られる編集部です。

新旧を問わず、あーこれこそ商都であり台所であるミナミらしい店だな、浮ついたものじゃなく個性を確立できている味だな、と思う店を5軒取り上げつつ、ミナミの奥行きや面白味を語っています。

今回あちこちを歩いてみて感じたことは、今や僕のことを知らない若いカレー屋さんが増えていて、そのことがとても功を奏したと思いました。

知らないからこそ、その店の素顔が見れるんですよね、読者のみなさんと同じ目線、関わり方でもって各店を渡り歩くことができたというわけです。

街で偶然耳にしたり、まったく関係ない場所、例えば知人の服屋さんの仕入れ先とか喫茶店とか!そういう場所での口コミはご縁として大事にいただきながら。

本当色々勉強になりました。今の大阪の原寸大を肌で理解できました。つまりデマや洗脳?仕掛け?みたいなものも(笑)

怖いですね、イメージ操作というものは。何が事実で、実際にお客たちは何を感じているのか。これは渦中にいるとなかなかわからないものです。

ただ一つ思い残すことがあるとするならば、エリアがあらかじめ決められていること。

今回の対象となる圏内は、北は長堀通りから3本目の筋に出る手前までのブロック。東が東横堀つまり阪神高速道路の筋まで。南がなんばパークス南側筋。西がなにわ筋まで。

筋が違うだけで今回は対象外となったわけですが、これだけちょっと他のご商売が気の毒なほどカレー屋だらけになると、目の前にあったりするわけで。

でもこればかりは仕方がないです。いつでもどんなメディアでも、どこかにルールを作っていく必要がありますから。だからもっとこっちにもあるやん!とか言われそうですがその辺はご理解いただきたいです。

と言いましても、今回は単なる店紹介ではなく、ミナミという街の質を語ろうというのがミッションですから、そこんところを受け取っていただければ嬉しいです。

昭和40年生まれである僕の世代はおそらくミナミの栄華から下り坂を見ている世代だと思います。

それ以前の方は逆に上り坂。そして昭和後期や平成生まれの層はどうなのか?

少なくとも僕らよりかは敷居が低く間口も広いように思っている人が多い感じですね。

まーそんなこんなで、日々スパイスまみれな僕ですが、街のいろんなカレーを食べることができて久しぶりに刺激的でした。

大人がちゃんと普通に行ける、初めてでも魅力的な店を紹介しつつのミナミのエッセイ。現在の本当の大阪のカレーを感じてもらえると思います。

発売は9/23でもうしばしお待ちを。
さて今からもう一軒校正に行かなきゃ。ついでにビリヤニ食べちゃおうっと。

ほなまた。


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