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同じスパイスでも各社違うもので




先日、雑誌の仕事でスパイスのテイスティングをやりました。スパイスですからちょっと味を見るだけではありません。

1日1回こっきり。同じルーティーンを3日間続けます。もちろん料理にも使う。

その上で例えば同じターメリックでもメーカー?ブランド?によってどう違うか、という話です。

僕は以前から、同じ種類のスパイスでも質は多様という話をよくしてきたのですが、それは農作物だからということが前提。要するに農地環境や収穫時期、管理状態、品種などによって変わりますねということです。

でも今回の雑誌の企画はメーカー別なのでちょっと訳が違います。

で、何であれとにかく一度テイスティングしてからということだったのですが、これが想像以上に違い驚きました。

日本の会社の場合、ブランドが違ってもきっと商社や問屋は同じ、つまり同じラインのスパイスってこともあると思うんです。

またいくつかのラインのものを少しでも均質化させるためにブレンドしているところもあるのではないでしょうか。茶やそばがそうであるように。

つまり何が言いたいかというと、各社で方向性があると思うんです。はい、そうだと信じて今回のテストに挑みました。

そこでやっぱり見えてきました。各メーカーの方から直接聞いたわけではないですが、ははぁこの社はこんな方向性なんだななどと舌の上から伝わってくる。

同じチリでもそれがアジア料理向きなのか、ラテン系なのか、はたまたややラテン系だけど世界のどこの料理にも使えそうに特徴をあえて抑えているとか。

コリアンダーなら香り重視で味は軽めとか、双方ともに控えめとか、逆に双方ともに押しが強いとか。

基本的なスパイス4種について調べたのですが、最も特徴がないといいますか、どの社もほぼ同じと感じたのがクミンパウダーでした。やはりクミンはタフだなぁとあらためて思いました。クミンは生命力の強い植物のはずだから。

ここまで差が歴然とあるとなると確かに使い方もコントロールしたくなってきます。

今まで長年の間直輸入ものばかりを使い続けてきた僕ですが、その品質の良否、ばらつきに悩まされてきました。

が、日本メーカーの場合はそうではなく、特徴に合わせて使いこなすという世界観は大いにありそうな。

日本の場合はまず間違い無く品質については完璧でしょうから、スタート地点が僕が使ってきた直輸入ものとは違います。

そういう意味で今回あらためて日本の企業の努力というか凄さがひしひしと伝わってきました。これはおべんちゃらでも気づかいでも無く言い切れます。

質は十分、後はどう使いこなすか、です。詳しくはその雑誌を見ていただけると嬉しいです。

雑誌の名は『モノクロ
1/19発売の3月号です。

ご期待ください!

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