辛ウマ麺に取り組んでます。
まさかまさかの辛いものマンスリーです。
辛い麺を隙あらば食べています。カップ麺、インスタント麺。
クライアントさんのターゲットが辛ウマでして、実は僕は昔から辛いのが苦手。
でも、2017年にインドの中で最も酷暑と言われるラージャスターン州へ、5月に行ったことで自信が付きました。ちょっとだけ。
日中の気温がゆうに40度を超え、暑い日で44,45度でした。
そこまでくると数分も経っていられないような状態でありまして、水分よりも油分と辛味が欲しくなるんですね。
油分の方が体の潤いが保たれる感覚があり、刺激の強いものだと瞬時に額に汗が出るから、一瞬で涼しくなるんです。
少なくとも僕が滞在していたジョードプルという町や、観光に行ったジャイサルメール、ジャイプールなどは、ずっとそよ風が吹いているのが幸いでした。炎天下でもうろうとしてくると風の存在もわからなくなってしまうわけですが、そこに辛い料理を食べると、はっと目が覚めて、風が吹いていたことに気づくというパターンです。
汗をかくけどもインド最大の砂漠を要するエリアだけに乾燥しまくっているので、さっと引いていってしまいます。と同時にまた熱くなる。
そしてまた食べるというわけです。
この際に必須なのが酸味。いろんな素材があります。マンゴー。ライム。レモンなど。
辛いものと酸味を一緒にとると、さらに爽やかになるから不思議。料理としては昔からベストコンビであることはわかっていましたが、こうして体感レベルで合点が来ると、神様がくれたコンビネーションだなと思ってしまいます。
さて、冒頭に言いましたように今回のミッションは麺です。
僕の料理人人生の始まりは10代の時の大衆中華料理屋。というわけでやはり中華寄りとなりますね。
中華もインドといい勝負なほど、料理の奥が深くて広いです。
ある程度までの方向性はもうわかっています。先日、試食会をやりましたから。
次はさらに一歩進んだ、いくつかの味の調製へ。
知らぬ間に、スーパーやコンビニへ行けば辛いもの専用のコーナーがあるんですね。商品数も半端じゃない。これ、カレーどころの騒ぎじゃなかった、というのが本音です。
世の中にこんなに辛いものが好きな人が多くいるんだ、と思い知らされました。
明日は別件で奈良へラーメンの試食に伺います。が、こちらは中華と言うより和風。常にテーマが重なる不思議。食べるのも作るのも楽しみです。この感覚は16歳で飲食業界に入った時からまったく変わってない。
時間だけが過ぎ去っているという感じです。
ほなまた。