畑ふわふわ日誌vol.3「4/12~4/24まとめ」
✨4月12日
今朝、昨日一昨日の人生はじめてのマジの草刈り・草取りで、腰と太ももと背筋がすっかり筋肉痛。
いつものようにクロを連れて散歩してたら、公園に生えている雑草(*3)、いや様々な草をまじまじと見てしまいました。昨日取った雑草は捨てることなく、すべて作物の畝の間に放置。それは、枯れてまた土に還ることで、育てたい作物のための栄養になるからだそうです。さらに、ちょうど今のような時期、夜間に冷え込んだりする時に作物を囲むようにして保温することもできるそうな。我々の都合上は邪魔者だけど、実は役に立ついいやつなんですね。
さて、本日は正午に畑へ。南インド料理のドーサ(米や豆の生地で作るクレープ様の軽食)とサンバル(旬野菜と豆とタマリンドの酸味と辛味のあるスープカレー)、ココナッツチャトニ(ディップのようなもの)を持って、昨日植え付けたものを眺めながらスエノブ君と二人で食事。
「昨日、一昨日とも、夜は想定外の冷え込みでしたね」(スエノブ君)
「殆ど枯れてしもてる。特にキュウリとトマトは霜焼けのような状態になっていてやばい感じ。大丈夫かな」(カワムラ)
「この集落は同じ高槻でも駅前あたりと比べて3℃は低いと言われます。上のリーパーの畑なんてさらに3℃低い。もしかしたらトマトとキュウリはアウトかも。目安は中心にある新芽が枯れているかどうか。そこさえ綺麗だったら他は枯れていても元気に戻るんですがこれはちょっと…。仮に復活できてもその後の発育は期待できないんですよ。今この時、苗の時にちゃんと育ててあげないと、将来はたいして収量がなかったりします」(スエノブ君)
「基本のないやつは、いつかボロが出る、みたいな感じやね。いや、それにしてもスエノブ君がいてくれて本当によかった。まったく頭の中が真っ白の僕にとって、スエノブ君のアドバイスはそれこそ良質の栄養。これからは師匠と呼ばなきゃ」(カワムラ)
とうもろこしとペパーミント、接ぎ木(*4)の千両ナスはなんとか生存。
(*3)雑草
今回除去した草の大半はカラスノエンドウという紫色の綺麗な花を咲かせた草だった。ほか、スズメノカタビラというものも。これは根っこが固く太いため、全部引き抜いて逆さまにして穴の中に詰め込んで放置。ヨモギやドクダミ、ヒルガオやセイタカアワダチソウなど地下茎で繁殖する草もあり、これらはいくら機械で刻んでもその分だけ増えるという恐ろしいほどのたくましさ。主に4月頃から夏にかけて繁殖するものが多く、うだる暑さの中で多ければ2週間の1度のペースで草刈りをするという。「春や初夏に耕運機で雑草ごと土に漉き込み、しばらく乾燥させるといい肥やしになります」(スエノブ君)
(*4)接ぎ木
別の植物を土台にし、上に欲しい作物を人工的に移植したもの。接ぐ目的は、病害虫に強くなること、土台の力を借りてよりたくさんの収量が期待できることなど。”そんなん反則やん!”と思ったが、「プロアマ問わず農家がよく使うものだし、みんな独自に接ぎ木を作っています。これだとかなり耐性が強くて発育させやすいので初心者にもお勧めです」(スエノブ君)
✨4月13日
スエノブ師匠が、「苗づくり(*5)からやるのも面白いと思います。しっかりと根まで成長させることができたなら、植え替えても少々の気候変動にも負けません」というので、細かいことから教えていただきました。
先日、兵庫・三田の農協で購入した、小豆大納言の種で苗づくりに挑戦。が、パッケージに「食用に適さない」と書かれてあって、食べられないんだったらつまらない!と思い師匠にメッセンジャーで尋ねるが返事がない。で、ネットをいろいろ見ていたら、なんと食べられないのは種のことで栽培する作物のことじゃないと書いてありました(;'∀')。ザ・ドシロウト。
(*5)苗づくり
ホームセンター・コーナンで「128穴の育苗トレイ」「育苗用培養土(基本的に化学肥料は入っていない)」を買ってきて、土を8,9分目まで入れて、指先で2センチほど穴をあけ、そこに種を2,3粒ずつ入れて、上から土をかぶせ軽く抑えたら、水を含ませる。水はどさっと入れるのではなく、やさしくたっぷりと入れて、トレイを手にしてその重みを感覚で覚えること。後日、乾燥したらまたトレイを手にもち、軽くなっていたら水をやるというサイクル。
✨4月14日
ずっとトマトとキュウリのことが気になってしまい、昼から思わず畑へ行っちゃいました。今日はバイク🛵です。車と同じ40分かかりました。
スエノブ君が山中のメイン畑にいるとのことだったので向かいます。なにやら新車の耕運機を買ったとかで倉庫を構築している最中でした。僕も少しお手伝い。何でも一から創り上げる人ですね。
そういえば今まで取材してきた多くの農家が異口同音に言っていた言葉を思い出します。
「農家は自分で何でもやらなきゃいけない。畑仕事はごく一部」
✨4月19日
昼の12時過ぎ。畑の様子を見にいくと🛵、う〜ん、ひとつマルチが脱げちゃってます。昨日もとんでもない強風でした。春の嵐とは言うけどこんなに酷かったっけかな~。師匠が山中メインにいるというので向かいます。京都の有機肥料屋(*6)さんがきていて、色々お話をきかせてもらいました。
ちょうどまだ何も植えていない畝のみマルチがはげちゃってます。ここはショウガを植える予定なり。
スエノブ師匠のメイン畑。5年をかけて有機肥料を駆使しながらの土づくり。土は僕みたいにふわふわ~
(*6)有機肥料
大別して動物性と植物性がある。前者は動物の骨粉、鶏糞、牛糞、魚粉、牡蠣やカニの殻なども。後者は大豆や菜種などの油を取ったかす、米ぬか、草木灰など。スエノブ師匠の畑はメインも原集落内も、10年以上農薬と化学肥料を使っていない土壌。「絶対に農薬と化学肥料を使わないということだけ守ってください」と僕は指示を受けている。
✨4月22日
4月15日に撒いた丸オクラ(写真右の4つの穴)の土が何だか盛り上がっているように見えます!うわ~これ来てる!気分も盛り上がるワ。こんなに楽しいんやね~
✨4月23日
ほらっやっぱりそうやん!出てきましたベビーオクラが。毎日、スエノブ師匠にメッセンジャーで写真を送り続けています(笑)
✨4月24日
午後13時半頃、気になって仕方がなくてまたいっちゃった。畑。うぇ~ん、トマードとキューカンブァ、もう完全に死すですなー😢
”師匠!これ、コリアンダーじゃないの?!”「たしかに双葉ですね。これは芽かも!」”水はやらなくていいのかな“「大丈夫です。マルチの中に先日の雨が含まれてるので」
同日、夜。
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