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昨日は原集落の味で腹いっぱい

昨日ブログで書いた、スエノブ君が育てたお米シリーズ慣行栽培もの。

これがとんでもなくおいしかったです。

昔、長野北部の山間地、栄村で蕎麦収穫をお手伝いさせてもらったときに畑で頂いた、奥信越産の米で作ったおむすびを思い出すほどの感動でした。

奥信越モノとは品種がまた違って小粒なんですけど、じんわりと舌の奥まで広がる深いうまみは、やっぱり原集落の水と土と太陽なんだろうなと実感しました。米は品種よりも育ちだと聞きますが本当ですね。

原集落の方々はみんな「原の米はほんまにうまい。他地域の米農家が予約を入れてくるほど」などと口を揃えて言うのですが、やっぱり百聞は一食にすぎず。本当にうまい、高槻原の米。

昨日の午後は、おむすびにして畑へもっていったのですが、現在お世話になっている村のベテラン農家ニシダ師匠のお手伝いで川畔へ竹を切りに行っていたので食べ損ねまして。

そこでお駄賃として、キャベツ、白菜、ネギ、同じ畑門下の小次さんという方のニンジンをいただいたのです。僕自身も自分の畝から、間引きホウレンソウ、ミニ大根、ミニ人参の葉、根付きネギ、を収穫しており、バイクはシートの下もヘルメットケースもまたぐらのフックも野菜だらけ。ネギがボーボーにはみ出た状態で国道171を走り帰宅しました。

で、食べ損ねたおむすびを主食にして、アドリブでオールスター野菜オイスター炒めを作り、てんこもりの野菜と共に食べると、これがもうおいしさの倍掛けになって無我夢中。

一口食べるごとに、ニシダ師匠と小次さんとスエノブ君の顔、時々自分が今まで手をかけてきたことを思い出すのです。

これは単にモノのおいしさじゃないです。

何か月も前から、土を耕し、肥料を考え、畝をたてて、苗を植えて、水を入れたり切ったり、空を見上げたり、泥に足を取られたり、無限の草地獄と戦い、晴れ間を見て収穫などと、とてつもなく長い時間と動物も含めた周囲の自然環境、そして何より近隣周辺の人々との支え合いがあってこその味わいということがすごいんです。

現代は何かと時短、簡単、シンプルを気取るのが格好いいように信じ込まれていますが、実は本当においしいものほど、時間と手間と自然と隣の人間関係が不可欠です。この真実はわかっている人ほどなぜか騒がないので、なかなか広くに浸透しませんね。

昨夜は原集落の味に五臓六腑まで癒されました。原集落の皆さん、おてんとうさん、ご馳走様のありがとうございます。そして僕のホンダスクーターくん、いつもお疲れ様!

次はいよいよオーガニック&天日干しの米を食べるで~!

 

 

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