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連載「カワムラケンジのスパイスな一皿」

オンラインでの連載が始まりました!こっちの都合出し(結果不定期)ちゃいますよ、月刊です、いちお。

ウェブでの連載は縛りが少ないですからね~。でも今回の連載は関西が誇る老舗グルメ雑誌あまから手帖のウェブサイトです。

なにやら今夏9月から大々的にリニューアルしたそうな。そのリフレッシュコンテンツの一つに僕の連載も参加したという流れなのかな。

タイトルは「カワムラケンジのスパイスな一皿」

毎回何か一つのスパイスを用いたレシピ&エッセイです。

そう単なるレシピじゃないんですよね~。もちろん僕のレシピはどっかのパクリやつぎはぎコピペではなく、すべて自身が捻出した一次データであることはいつも通りです。

でも、今回はエッセイとの二本柱であるのがポイント。

僕は元々リアルタッチが得意なライター。人のものを盗むという感性が元々ゼロなんです。自身の経験、行動、視点からでしか書くことができない。

なのでわかる人が見たら共感してくださる可能性が高く、わからない人でも面白がってくれることが多いみたいです。そのおかげで今まで30年近く物書きを続けてこられたのだと思います。

その中で、もっとも僕の感性を理解し、上手にコントロールしてくれる編集者がなかもっちゃんという、雑誌業界では言わずと知れた名編集者です。

なぜ彼女が名編集者になれたのか。それは人を見抜く目が鋭いことと、常に入れ込み過ぎず客観的に見る力があること、そして何よりも彼女は飲食業界のすべての「人」を愛しているということです。これに尽きる。

決して、この会社にいることが他者よりも優っているというステータスがあるとか、生活安定のために健全な企業だからとか、誰よりも飲食店を知っていることをひけらかしたいとか、そういったダサい人ではないのです。

とにかく彼女は飲食業界「人」を愛してやまない。だからそこにランクもない。汚い小屋のたこ焼きのおっちゃん、ガラの悪い屋台の兄ちゃん姉ちゃん、下町の食堂、若い経営者のカフェ、星が付くような高級和食からレストランまで隔たりがないのです。愛しているからそんなの関係ない。

極端な話、少々アホでも、文字や言葉を知らんでも、写真も下手でも、そんなことどうにかなるんです。一番の肝があれば一流のプロになる。そのことを彼女は生きながらにして証明してますね。

そんな彼女から今回声をかけていただいたのだから、内容やルールがどうであれ僕は断る理由がない。

そうやってできたのがレシピ&エッセイです。

現在すでに3話目まで進み、担当は若い女性編集者がやってくれてますが、少なくとも近所の人、犬友、畑仲間など僕の回りではめちゃんこ好評です。

一話目が難しかったからもっと簡単なのにしろとか、インド料理をやってくれとか、たまには難しいのも入れて、とか、まぁさすがほぼ全員が女性なので、らしいご意見がバンバンと飛んでくる。これ、飲食店をやっていた時代とまったく同じ。僕がやる店はなぜかどこも正直に言ってくれるお客がたくさん集まってくる。店をやっていない今でもどうもそうみたい。直接お会いしたことのない読者も増えていくとこれほど嬉しい話はないです!

僕はSNS、ブログの扱いがまったくなっていない(いちおは頑張っているつもりだが!)アナログ人間なので、こうやって編集者や雑誌社が敷いてくれたレールのおかげでなんとか行動できています。共に活動してくれてるみなさんにもベリー有難う!

ぜひご覧ください!

「カワムラケンジのスパイスな一皿」

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