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2022.12.27

ナゾナゾとかいけつゾロリ

犬友の豆しばチョコちゃんちの子供さんが面白くて。

おねえちゃんのRちゃんは小1?小2?弟のHくんは幼稚園小さい組だったかそうでないような。

うちの黒柴クロのことをめちゃかわいがってくれている子供たちです。

で、ある頃からクロちゃんのパパ(僕)相手にナゾナゾを出してくるようになったんです。

昔も聞いたことがあるような問いもあれば、それちょっと強引やな、ってのもあって。

これが懐かしいのです。僕も小学生の頃は本当にナゾナゾにはまってたな~と。

あれ、中学だったかな。いやいややっぱり主に小学生時代だ。

特に語彙をいっぱい持っているIQ高そうなRちゃんは高度なナゾナゾを出してきます。中には自作も。

よっしゃなら僕からも、と思うのですが、これが口に出てきそうで出てこない。思いだせそうで思いだせない。えらいこっちゃ。

あれだけ昔ナゾナゾを出すのが得意だったのに全部忘れてしまってるんですよ。これにはショックでした。

何日か続くうち悔しくなって、今度俺もナゾナゾ仕入れてくるからねと。

で、昨日ネットであれこれしらべてメモをとったら、今朝のクロの散歩でまた会ったんです。

そうそう、今日はナゾナゾ仕入れてきたぞ!

全部で5問仕入れていたのですが、ちょっと難しかったみたいでもう少しシンプルな問いがいるなーなんて思っていたら「最近、かいけつゾロリのなぞなぞ&おやじギャグ読んでるねん。こ~んなに分厚い本」といって、親指と人差し指をぐいっとひらいて見せるのです。

ええ、そんなに分厚い本読めるの?

「うん」

今時は本なんて誰も買わないって言うけど、そうでもないやん。

「うん。おもしろいよ。明日持ってきてあげる」

お、見てみたい。おもしろそう。ところでゾロリってなに?

「ん?まんが。かいけつゾロリ先生が猪と歩いてるの」

へ~。

家に戻りさっそくネットでサーチするといっぱい出てきました。かいけつゾロリ。期間限定配信とやらの91話と90話を見てみたらめちゃ面白いじゃないですか。NGワードが多そうな点は今時風で、でもうまく工夫しているし、単に正義=ヒーローじゃなくて、常にズッコケがはいる面白さを基本にしているんですね。

テーマ曲も「絶好調♪」を繰り返すノリノリのアゲアゲです。朝ご飯食べたくなるような元気さです。

そうか大人たちはなんだか難しいことばかり言ってるけど、子供たちは今もシンプルでノリノリなんやな~と思った次第。

子供の頃はこの感覚で生きていたなーて思いだす今日この頃です。

僕は子供の頃はみんなみたいにいい子でいられないタイプの子でした。授業中はつまらな過ぎてギャグを言いつづけ、叱られるほどに臆病になるのですが、今度は一人でひたすら絵を描いたり彫刻で机をいろいろな形に掘ってしまったり。

休憩時間は仲良しの3,4人で漫画を描きあいしてました。で、月刊誌まで作ってみんなで売りあいっこするんです。お金まで紙で作ってね。一部50円。ちゃんと中綴じ、いや無線とじにしてあるんですよ。付録つきです。ゴムで止めてます。

で、一応は月刊でみんなに売るんですが、3日後に返してもらって付録だけはあげるというやり方です。その後また付録を作って別の友達に買ってもらうのです。これを延々と繰り返すうち早1か月がたち、一度もちゃんと月刊できたことはなかったような。

そうか、かいけつゾロリね。昔僕が作っていた月刊誌は「おやじの仮面ライダー」というものでした。友達は「キャマジン」。月刊じゃないけど、チラシの裏側にひたすらゴジラを描く友達もいました。彼は今や世界的に有名な芸術家になっちゃった。

僕の通知簿は6年間にわたり「集中力がない」というフレーズで埋め尽くされました。先生、どこみてんだ!?

ナゾナゾからの思わぬ記憶の蘇りです。

責任に追われるのではなく、このように面白さという感覚を提供し続けることがこれからの時代大事やなーとなんだかわからないけどズドーンと腑に落ちました。

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