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カテゴリー「プライベート」の記事

どうでもいい話、寄り道したいときにおいでやす

2018.04.12

親はどこまで行っても親だった

以前に少し語った親のサポートの話。

その後は色々家庭の事情がいい方向に整いつつあって、以前ほど拘束されることはなくなった。

現在は片道1時間を週に1〜2回ほどのペースだ。

不思議なことに、そうなってくると仕事が多忙になって、家のことでいっぱいいっぱいになると同時に自分個人の生活についてももうあかん!ってところで救われた感じ。

日本の介護システムの一長一短が垣間見れてとても勉強にもなった。

本当杓子定規じゃないことを痛感するばかりである。特に要介護や要保護などの認定の部分については不可解なことだらけだ。

ピンピンしてるのに厚遇な要介護や要保護の資格を持つ者がこの世にあふれているのはなぜか?とか。

昔住んでいた団地に、普段は車椅子に乗って駅前や病院をうろついているのに、団地敷地内に入るやいなや車椅子を降りのびのびと上を向いて歩き自分で先まで乗っていた車椅子を押して部屋に入っていく兄ちゃんがいたが、まぁそう言うことである。

ネガティブな話は以上にして、とにかく最近のおふくろはますますヨシモトなんて目じゃないくらいボケが冴え渡っている。

そんなある日カミさんがポツリ。
「そろそろあんたは距離を置いたほうがいいよ」だって。

なんじゃそりゃ?
「どこまで行ってもおかあさんは母だから尊重してあげて」

最初はちんぷんかんぷんであったが徐々にわかってきた。

色々あるが、早い話がシモのことである。大人のオムツなるものがあるのだが、そっちの方の話。

娘の場合は色々な関係性があるそうだが、息子と母親の関係における限界点はだいたいそこなのだとカミさんは言う。

その先は実は他人がよろしいことは医療業界でも常識的なのだとか。

「あんたがやってきたことは片鱗でしかないから。本当の介護はこの先」と言われて、ちょっと愕然となった。

そうか、僕が今までやってきたことは本物の介護の準備程度のことだったのかと。

だんだん介護師や看護師のすごさがわかって来たぞ。

他人だからこそ成し得ること、介護を受ける側にとっても楽になることは多々あると言う。

僕ができることは自分の想像してることよりはるかに少ないようだ。

自分ができること、今やっていることを大事にしていこうって改めてそう思う今日この頃。

2018.04.06

山あり谷あり楽しいバージョン

ここでは同じ山あり谷ありでも気持ちのいい話。

ちょっとでも油断するとブログはおろかSNSさえも忙殺の彼方へ消えゆく今日このごろの僕。

でも現代はスマホなんてものがあるおかげで、ごっつええ感じの写真は撮れるわ、最近はQUICPayの方法もわかって便利だし、食後でフーなんて言ってる間にこうして書けるわで凄すぎ。

まー物書きとしては、なんで休み時間にまた書かなあかんねんと紙一重なわけだが。

3月は結局休暇を2日、そして今月は今のところ1日とることができ、なんとか人間らしいプライベートを送ることができた。

例によって写真で一気に。


3月中旬になんだっけ?生駒山系⁈あ、二上山だ!登って来ました。なかなかポピュラーなハイキングコースらしいが、岩場の頂きを超えたり、高さ30センチかそれ以上のきっつい落差の階段も多く、こんなんでチャラいのが登れるんか?と思ったら、向かいから上着を肩にかけた白髪の70歳くらいの人や、バッグを持ったこぎれいなおばちゃんとかとすれ違う。うっそー⁈

するとダチが、山頂近くまで車で登れて駐車場があるからそこに車をおいて弁当だけを食べにきとんねん、だって。

そうか、足腰の弱い人でも車と助っ人さえいればこの景色が楽しめるんや。ええがな!



カミさんの好きなレストランが神戸にあると言うのでいざ。東京時代によく行ってた店なんだそうな。ふと港を見ると、ボーッと黒い影が目に入る。潜水艦や!イカツイわ。



箕面へ買い物に。うちのカミさんは身体的な壁で移動が困難なので日々の買い物はこうして僕がバイクでチャチャっと行く。仕事の合間の息抜きとして今はいい時間と思えるようになった。



近所の公園。平日からガキと小マダムと大マダムが溢れとる。



茨木の弁天さんで夜桜やってると言うので行ってきた。インスタ映えっつーんですか?こういうの。



鬼瓦をいかにして笑わせるか、まだ芸が未熟なので桜の力を借りに、兵庫の読売カントリー桜ショートコースへ。リハビリにしてはきついかと思ったが、歩き切りはりました。



桜を追いかけに摂津峡へ。この後、先日の桜コースで自信がついたからという理由でハイキングコースへ。でもカミさんの荷物全部持って、一段一段肩を貸して。
僕はまるで罰ゲームか虐められつ子のようだった(〃ω〃)

以上!
ほなまた。

2018.03.13

大げさでなく人生を変えるエキスポシティ

興味のない人にはどうでもいい話だと思うけど、いやすごい!エキスポシティのバリアフリー環境。

なにがすごいって、まず車をどの駐車場ブロック(ABCなどと棟が分かれている)に止めても、そこはすべてバリアフリーで、車いすも楽々のエレベーターもばっちりそろっていて、なんとなんと各エレベーター付近にちゃんと車いすが完備されている。

これは建物の入り口付近にも配置されていて、なおかつコイン式(100円を入れてロックが解除されるもので持ち出せないようになっている)で安心して利用できる。そして何より台数がめちゃんこ多い。(通常は2,3台置いてあるだけで、単に置きっぱなしなので、停車場所にないことが多い。さらに汚かったりボロボロだったり意外に荒れているところが多いのである)

さらにエアロパーツ的な抵抗の少ないかっちょいいいタイヤで、シートもちゃんと安定しているうえ、厚すぎない程度のクッション入り。

ブレーキも柔らかだし、機動性もしなやか、かつ軽快である。めっちゃ詳しいわけではないが、これほどに質のいい車いすがある施設は今のところ他に知らない。

殆ど勘のないうちのカミさんが、年に一度か二度の鋭い勘で、ここが多分一番いい、と選んだのがエキスポシティだった。なにせ三井不動産のプロデュースだから、そういった人の暮らしの環境のことは熟知しているだろうとの読み。

通路も樹脂製で乗り心地もいいと思われる。

さらにさらにもっと嬉しいのは、通路が広いこと。

これ、おそらくちゃんと計算されていると思われる。

メインが最も広くて、マナーの悪い大阪人でもいつのまにか右か左側を通行してしまう流れを誘導していて、そこから一歩店内に入ると、車いすでいえば3台分くらいの道幅があり、せせこましいはずのスーパーでも棚と棚の間でも2台くらいがゆうに行き交える道幅になっている。

これ、おそらく今どきのどでかいベビーカーを考えてのことだと思うが、それと車いすが絶妙に同調できているというわけだ。

エキスポシティのある場所は丘陵地がゆえに、なだらかな斜面となっているが、ここにうまく建物が配されていて、同時にバリアフリー用のエレベーターもちゃんと各ポイントに配置されていて驚いた。

昨日はニフレルに行ったのだが、こういう場所でもちゃんと車いすの目線で楽しめる高さになっている。これも偶然ではなくおそらく計算されている気がする。それくらい何もかもがちょうどいいのだ。

最初の頃は、道が慢性渋滞になってしまったし、行っても別にどうってことないし、不要なものを作りよったなぁとしか思っていなかったけど、車いすを転がしてみて初めて、あぁこれほど年寄りと子どもに配慮した場所は他にない、と感動した次第。

飲食店などのテナントはまだわからないが、少なくとも本館3階にあるフードコートも、完全バリアフリーな上、車いす(ベビーカー)も楽々入れるスペースと、テーブルのセッティングになっている。いやぁすごい。

元々活発な性格でひとりであちこち行ってしまうような行動派だったおふくろ。

でも年齢による衰えだけでなく、若いときに背骨を骨折して、それが前傾していく背骨にS字の曲がりが加わり、内臓機能にも影響をもたらしている。

大好きだったデパートはもちろん、駅前のスーパーも、近所のコンビニや郵便局さえも行けなくなってしまった。人は動けなくなると、生きる自信そのものを失ってしまうようで、僕がいくら誘ってもどこへも行かなくなってしまった。理屈や杓子定規で打開できるような綺麗ごとではない

その直後に認知症となったのである。今もなお、というか日に日に状況はしんどくなる一方。

そうやって自信が奪われていく人生を送るようになって3,4年が経つ。

そんなおふくろが昨夜、「エキスポシティへまた行きたい」と言った。これは革命的なことだ。

ほんと感動してしまう。

人は目線を変えるだけでこんなに世の中の見え方が変わるんやな~。

2018.03.11

スマホウィークリー

いつのまにひな祭り過ぎたんや⁈

相変わらず時間空間がなくなりつつあるカワムラです。

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

僕は依然長く険しく、いくつかの企画をひた進行中ざんす。自惚れ企画ちゃいますよん。僕は今も昔も地味な仕事人で、はい。

てなわけで今回も今時スピード技で、スマホの写真を一気にアウトプット。



取材先のデータ用。って日本酒は全然関係ないのだけど。やっぱりうまいですね〜日本酒はアブナイ。


何年間も写真を飾ってくれてる箕面のインド料理店「SOL」。いま展示してるのは昨年のラジャスータン特集です。テーマは火。僕としてはサモサ職人がお気に入りです。


とあるインド人コック調理技術披露会へ。彼は元世界的な高級レストランのシェフを務めた経験の持ち主。シェフとはチーフのことで飲食業界では一般的に調理長のことを言う。料理人はシェフとは言わない。一応。いい勉強になった。


アマゴとヤマメの違いがようやくわかった。って多分何十年も同じこと言ってるよ。今は誰でも楽ちんネットがあるから覚え書きも楽。体に朱色の斑点がある方がアマゴー!


ホタルイカのこういう昆布締めの方法があるのか!味覚的にはほぼわからない。でもないと足らない。そういう目にも舌にもわからないところを手当てする人が本当の料理人なんやなといつもそう思う。

最近はスマホ自体を使えない状況になることが多い。
となると最後はやっぱり文章やね。

ほなまた!

2018.02.17

は〜るよ来い

先日久しぶりに赤ちゃんを間近で見てちょードキドキした。

おふくろん家のお向かいさんの娘さんが産んだばかりの赤ちゃんを抱いて散歩していたのだ。

不思議なもので、今日も明日もわからないおふくろが、ベロベロバー!とやると赤ちゃんも負けじとウッへ〜と笑みを見せてしっかりとコミュニケーションが取れている。

人は最終的に食欲だけが残るなんて言うけれど、新生児に触れる喜びもずっと残るんじゃないのかな。

それにしても赤ちゃんはやっぱ可愛い。ほっぺたがぷくぷくで、大人の指をぎゅっと握りしめて、足をばたつかせ、近づくだけで熱くなってくる、生命パワーの塊だ。

どんな福祉や介護サポートよりもこうやっていろんなジェネレーションが無欲に混じり合っている方が絶対にボケに効くと思った。

治癒することは永久になく、発症すると長くても10年生きられない、と言われるアルツハイマー。

最近はようやく家族の態勢が整いつつあって、僕個人の動きはかなり楽になった。この一年でまた何が大切で何がどうでもいいかがより振り分けられた。

昨日の朝いつもの公園へ行くと紙芝居をめくったようになんかいつもと風景が違う。

毎度の朝ヨーガでふと上を見ると、おおっと空が入れ替わっとるやないか〜

空気はまだまだ冷たいけど、この空はもう春にスイッチオンやなぁ。

ということは海ももう変わってるはず。うわぁ昨秋から一回も行けてない。魚釣りに行きたーい!


2018.02.13

タイムトンネルから抜けて2

なんでか知らんけど、前回の日誌で後半写真が掲載できなくなったので、別ページで続きを。




26日。うちにある食器を並べていくと、椀タイプが25種、プレートタイプが30種ほどあった。




27日。大阪でも初雪。キュッキュとなる雪は珍しい!掃除機みたいに食べ歩くクロ。




2月2日。沖縄2日目の朝。一人で抜け出して北谷の海を見に行く。この美しさから有事はとても思いつかない。




インスタにもアップしたけど日曜からの七日間で全54種類のカレーを作る。わかる人にはわかってもらえると思うのだけどこの日数でまったくベクトルの違うカレーを54種類はなかなかトライアスロンじゃないかと。
口癖は「料理はスポーツ」。久しぶりに筋肉痛になった。いやほんま。

ほなまた!

タイムトンネルから抜けて

気がつけば2月も半ば。いやはや、今年ももう終わりやねー( ;∀;)

みなさん大変大変ご無沙汰しておりました。いかがお過ごしですか?

僕は完全にスタートレックか宇宙戦艦ヤマトかの時間の概念がよくわからない世界にいました。

人は計画を立てるほどに時間が早くなる、みたいなことを聞きますが確かにそうかも。あー時間が年々マッハになる。いやだいやだ。

僕は有名人でもなんでもないけど、あいつどーしてんねん?とちょっとくらい思い出してくれる人もいるかもしれないので、そういう人に向けて、今年一年の?今年一ヶ月半のダイアリーを写メで一気に上げてみようっと。



1月2日の日の出。というか普通に朝。ええお天道さん拝ませてもらいました。おふくろん家の近所にて。



6日。京都のとあるお店の厨房で鯖寿司をいただく。こういうつまみ食いがまたご馳走感山盛りで。



12日。血圧上昇&精神テンバリ状態が続く忙殺真っ只中(ありがたいことだけど)、ふと隣を見ると日向ぼっこの番犬クロを見て血圧低下。




13日。原稿など宿題満載だった正月地獄を駆け抜け、ようやく今年初の休息日。カミさんを連れて淡路島をドライブ。練り天食べて地酒と魚の干物買って。おばはんは飲むことしか考えていない。



20日。静岡の法事に10年ぶり?に参加。おじさんから親父が寄稿しているという広告業界誌ブレーンを手渡される。親父がどんな人だったのかをちょっとだけ知れて嬉しかった。本は昭和54年11月1日発行。この一ヶ月前に親父は他界している。



24日。取材先でレアな酒をご馳走になる。いまは本当飲まなくなったが、この時はなぜだかシツコクなってしまった。

2018.01.01

謹賀新年2018

みなさま、2018年もよろしくお願いします!

どのような年末年始をお過ごしですか?!
僕は相変わらず出来が悪いので、やっぱり今年も宿題だらけ。もうほとんどのことは諦めモードだけど。
こんな時代のせいか、同じ書くのでも重責が伴うことがどんどん増えていく。
売れりゃそれでいい、というクライアントではないことがほとんどなので、その分、暇さえあれば裏とりか確認作業に追われる。
場所が近いと当然、遠くたって、現場でないと理解出来ないと判断したら、経費がでなくても飛んで行ってしまう。
あれ!また来たの!?なんて驚かれるのは日常茶飯事。数歩歩くと、あ、そうだ、もうひとつお聞きしたいのですが、とやっぱり刑事コロンボだとしょっちゅう言われる。若い人は知らん?
年々遠慮知らずの体質になってきているので、ずけずけとどこまでも聞いてしまう。相手は犯人でもないのに疲れるだろうな~。逆に元気になっていく人のほうが多いかな。
でも、さすがに年末年始はみなさん帰郷したり、家族と過ごしたりしているので、ちょっと、とはいかない。
だから今度はレコーダーを聞き続けるのだ。今年はどうだろう。今回の取材では、長い人で4,5時間。短い人で1時間半くらいだろうか。
それが8人分あるから、あー計算するのが嫌になった!
僕のレコーダーは10%刻みで200%までスピードを変換することができるもの。でも、早けりゃいいわけじゃなく、大半は要所を3,4回聞き直すことになる。
そうやってメモを書き起こしてから、さてどのような文体と構成にするのかという流れになり、ある程度まとまったら今度はレイアウトとの戦いだ。
レイアウトは血も涙もない。もともと、かも&だったりの200Wくらいのチャラ文だと、えーそれってなんのこと!?とチョーお気楽なわけだが、人様の人生がのっかった取材を、何千もの文字数でもって書く仕事の場合は、レイアウトの関門はちょっとした博打である。
必死のパッチで書き起こして文章を組み立てたというのに10000Wあったとしたら実際の白場は2000Wなんてことは普通だ。
もっと酷いと歩留まり5%なんてのもざらにある。
デミグラスソースでいえば、ここまで手に豆ができるほどじっくり煮込み続けてきたのに、実際にソースとして使えるのはその半分とか、へたすると1割、いや5分という感じである。
この作業が最もストレスフルなのだ。この歩留まりでは、言葉の差し替えなど小手先では話にならない。
早い話が、ほとんどを捨てるのである。どこまで斬れるか、という断腸の決断を何度も繰り返すのだ。
素人ほど、言い聞かせようとして文章が長くなるもの。だらだら書くのは愚の骨頂、というのは僕が初めてコラムを書き出したときの、とある雑誌の編集長の言葉。
たくさん書いてしまう僕はまだまだひよっこだ。
だから、深い取材をすればするほど、いろんなことを知れば知るほど、行間に託すことが増えていく。
時代は行間とかけ離れていくばかり、らしいけど。
今年も間違いなくマイペースになってしまうと思われますが、みなさん、今後ともよろしくお願いします!
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2017.12.29

まいったな〜今年ももう終わり!

なんということだろう。今年は今まで以上に時間が駆け足で過ぎて行く。

テレビも見なくなったし(見る暇もないけど)、年越しの雰囲気もほとんどない。

ただいつもの月末のようにさっさと過ぎて行くだけである。

そんなだから達成感も何もない。ほんと、ただいつもの月末って感じ。

でも、かと言って季節感のないくらしをしているわけではない。

僕にとっては冬は歩きの季節。昨年もそうだったが12月は8月の3倍くらい歩く。

スマホのおかげで歩数や距離、毎月の平均値まで楽に計測できる。いい時代になったな〜。

自身の恒常力が低下したせいか、年々バイクに乗る時間も減ってきて(バイクは再起不能になるほど体の芯から冷える)ますます歩くようになった。

するとこれが、バイクに乗っててもそうだが、存分に季節感が味わえるのだ。

一本筋が違うだけで空気の匂いも変わる。大通りはもちろん排気ガスがメイン。住宅街に入るとおでんらしき大根を炊くような匂い。公園付近は枯れ葉の匂い。川近くは冷凍庫を開けた時のような匂い。

夏の淀川なんて草で覆われた池の匂いと生っぽい潮の匂いが入り混ざる。風は西からだし。冬の淀川は北や南やところころ変わる。

寒いほど、いや貧乏なほど?必死のパッチで歩き倒すもんだから、日中気温が10度以下でもやがて汗ばんでくる。

止まるとすぐに冷えるので、メモを見ながらとか資料に目をやりながらストレッチやヨーガをする癖までついてしまった。

そうなるとこれまた止まると死ぬんじゃ体質が深まってしまい、もっと歩きたくなる。

で、この歩きたい症候群を邪魔するのが執筆作業なのだ。

取材はいい。なんだかんだと動きが多いし、人の話を聞くというのは静かなようでけっこう体力を使うものである。

でも書くという作業は、ひたすら椅子に座ってパチパチ指パンチして、疑問や迷いにぶつかると、本棚を睨んだり資料を弄ったり、取材先に電話やメールしたりと、とにかく血管が狭まりそうな状況に陥る。

血管が開きそうな取材と狭まりそうな執筆を僕は延々繰り返しているわけだ。

これをやるだけの毎日で1年という、言わばたまたまの区切りが過ぎて行くのである。いったい誰が作った365日周期説。

僕は仕事が嫌になると、ぜんぶボイコットして、料理をしたり、知人の店に行ったりするなどして色んな話で盛り上がる。そう、仕事と全く同じことをしているのだ。

だから救いようがないっす。

さすがに、そういうメビウスの輪的な人生であることはもう気付いている。野望も何もあったもんじゃない。

12月は、以前に比べて少しずつ自分の生活を取り戻しつつある。おふくろのサポート態勢が以前に比べてかなり進展したからだ。

認知症や介護というものが、人の数だけ、家族の数だけ各々違うことを肌身で痛感するほど、あれこれと手を尽くすわけで。

そういう意味では今年は、毎日が新しかったとも言える。不思議だな〜老いと向き合うほど新しいのだから。

あ、そうそう。松阪で僕がやっていた店「ターリー」でも「スパジャー」でも大変お世話になってきた宮川アキラ氏が、12月くも膜下出血で倒れた。この人は7年前にも一度やっている。

今ずっと昏睡状態で、今月は見舞いもあって2度上京した。

ほんと、人はいつどうなるかなんて全くわからない。だから区切りも人それぞれなのだ。

何を言いたいのかよくわからない支離滅裂な日誌になってしまったが、とにかく僕はただただ、今の自分にやれることを存分にやらせていただくだけだ。

人は思ったほど人のためにできることはない。だから、やれることをただやり続ける他ないし、言い換えればそれが唯一のできることかと。

深い昏睡の中にる宮川アキラさん、霞み行くおふくろのために。

明日も明後日も、明々後日も、歩き続けよう、書き続けよう。

ちなみに「ささって」って標準語は存在セーへんで三重県人。三重県では明後日と明々後日の間に「ささって」が存在する。理由は三番目のサ。

あかん、物の書きすぎで頭おかしなってるわ。
ほなええ年を!

2017.12.17

師走だから歩こう

やばいやばい。気がつけばもう12月の下旬にさしかかっている。あーいやだ。

貧乏暇なし、は宿命としてすでに諦めている。どうしたって諦めがつかないのは冷えゆく身体だT^T

歳を食うとはこのことか⁉︎
いやはや、すぐに身体が冷えてしまうし、一度冷えたらなかなか熱が戻ってこないし、食いしばって歯は痛くなるし、苦手なコーヒーを飲む機会が増えしょんべんが近くなるし(^_^;)

昨夜もカミさんを迎えに行き、まずは近くのスーパーのトイレへ。

でもって「あんた何でこんなに冷えてんだ⁉︎いい加減にもういい歳だってことわからなきゃダメだよ。ちょっとは動き方を考えな!」と口撃を受ける。

昨日はなんだか温かい日だと思ってしまったのである。だからついつい調子に乗ってスクーターで出かけてしまった。

いや、それだけならどうってことないのである。僕はどうしても考える前に行動してしまう致命的な体質なのだ。

ここんところ何かと多忙で、久しぶりに行きつけのインド料理店へランチに。
「今日はまだマシだけどバイクは寒いでしょ」と食後に温かいコーヒーをご馳走になる。

いやいやこれくらいどうってことないよ。ご馳走様!いつもありがとう‼︎

と言ってトイレへ行ってからスクーターにまたがる。

今日は温かいわけじゃないけど最近の極寒の中ではかなりまし。久しぶりの人の顔を見たいと思い、ウキウキ気分で今度は約20キロ南の懇意にしているアジア料理店へ。

が、梅田を超えたあたりで、身体の痛みがなくなり、やばいかなと思ったが、すぐにまた、いやいや久しぶりだから!と思い直してずんずん前進。

何十年も生きてきて、身体は寒さで最初は痛みが出て、それを通り越すと麻痺して感覚がなくなり、さらにそれを越えると意識が薄くなり、それを繰り返していると内臓に悪影響が出る、ということが、最近ようやく情報として頭に叩き入れてきたはずなのに。

アジア料理店の彼らは休憩中だった。今年の僕が家の事と仕事でけっこうたいへんなことを知っているので、ちゃんと元気な顔を見せておきたかったのだ。

「なんだかえらく痩せましたね。ほんまに大丈夫ですか?」
大丈夫大丈夫。かえって体調ええくらいや。

そんな感じで楽しく雑談して、今度は北上し尊敬するあるお店へ。

「今年は太刀魚の当たり年でしたね。もちろんカワムラさんやりまくりでしょ?」

いやいや、それが釣りにも行けない状況で、仲間が釣果の写真を送りつけてくるものだから悔しくて。時刻はおそらく6時過ぎ。

店のお弟子さんが温かいコーヒーを入れてくれた。これがまた濃厚で香り高くて。

が、今の僕は酒もコーヒーもすっかり弱くなってしまい、美味しいのになかなか進まない。気がつけばすっかり冷めきったところでカミさんから「今終わった」コールが鳴る。

ごめんね、せっかく入れてくれたのにもう帰りますわ!

と言ってトイレを借りる。ここで初めて身体が冷えていることに気付く。手をさすりながらスクーターにまたがり、ほなまた!

ここからカミさんの職場まで約10キロ。淀川大橋上で冷蔵庫を開けた時のような冷風にビビり、千里に入ったあたりで晴海埠頭のマグロの冷凍庫みたいな匂いの空気に飲み込まれ、なんとか到着したわけだ。

家に着き、命の危機を感じた僕はめったと入らない風呂に湯を入れる。我が家は万年シャワー族なのだ。

裸となりふと鏡を見ると、全身から艶がなくなり、顔は真っ白。というか頬もこけて目の下にはクマができてて青白い。ア、こりゃヤバい。

お風呂を出て、仕込んでおいたおでんを平らげる。締めは沖縄そばをつけてズルズル。急速暖房により鼻水もズルズル。

ここでまた釘を刺される。
「あんたフォルツァ買った時もそうだった。もうちょっと加減を知らないと。いい歳なんだから」

歳なんて関係あらへんで。

「そういう意味じゃなくて、覚えろってこと。何度も同じこと繰り返してたんじゃダメだよ」

フォルツァとは十数年前に買ったホンダの250ccスクーターの名前である。シート下にたくさんの荷物が入って、フワフワとした乗り心地で疲れ知らず。燃費もいいしギアもないので快適この上ない乗り物だった。同様のスクーターが各社からでていて、若い人たちの間で大人気だったのだ。

当時の僕は車を買うほどの蓄えはまだなくて、コツコツとようやく貯めた金でこのスクーターを買ったのであった。

念願が叶ったことと、想定以上の乗り心地の良さに感動し、嬉しすぎて買った翌日にカミさんを乗せて三重県まで行ってしまったのである。

あの時も真冬だった。カミさんは東京の都心のど真ん中で生まれ育った人だから、バイクの感覚も、三重県がどこにあるかもわかってない。

進むだけ進んで、日が暮れて、亀山あたりでみぞれが降ってきて、「ヤバい、ただちに帰ろう」となって名阪国道を逆戻り。

すると奈良に入る手前で大雪となり、サービスエリアも見当たらず、避難エリアにバイクを止めて、お互いの身体をさすりあったりして、少しずつ前進。

やがて奈良にはいってから、今度は僕のヘルメットにカミさんのヘルネットがゴツゴツとぶつかり出し、その度に僕は呼び起こしたり、ちょっと乱暴に走ってみたりして、寝るな!寝るな!の八甲田山状態に。

最終的には奈良を出るあたりで、ついにカミさんは昏睡状態?気絶状態?で起きなくなってしまい、ようやくのサービスエリアで九死に一生を得たというわけである。

この難航の原因は、僕の嬉しすぎと決定付けられた。

以来、感動を燃料にどこまでも動く生き物だというレッテルを貼られ、NHK大河ドラマで秀吉が「愚者は経験からしか学べない」と言ってたなどと、ことあるたびにカミさんからゲキが飛ぶようになってしまったのである。

というわけで、僕はそろそろ学ぶ時が来た。今日からできるだけ歩行にかえる。スピードは比較にならないほど遅くなるが、身体を温めることができる。

今日は今から西天満で打合せ。家から現地までググってみると約15キロ。いま11時15分だけど約束の13時半に間に合うか?

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