カテゴリー「おいしい&ヘルシー!はじめてのスパイスブック」の14件の記事

幻冬舎からでた新刊(2018/6/21)について、本誌の裏や横の話をあれこれと。

今年の?も!?抱負

スパイス観について僕の場合、昔から言ってることがほとんど変わらないわけですが(進歩がない!?)、せっかくの正月だし、僕のことを知らない人たちに知ってもらうという意味でも、昨夏に幻冬舎から出した『おいしい&ヘルシー!スパイスレシピ』の書店用ボードをブログに貼っておきたいと思います。

旧知の友やお客さん、読者方々はもうご存知かも、ですが、ところで君なにやってる人?って方々にご一読いただければ嬉しいです。

書店用ボードの原稿なので、写真やテキストが上のほうに偏ってます(笑)

このようにごく普通の一般人の僕が本なんぞを書かせてもらえるなんてのは、皆さんの応援あってのものだと日々痛感するのと同時に、とても光栄なことだと思っております。

ただただ感謝しています。ありがとうございます!

ほな、これからも仲良くしてね!🐗🍳pc📚
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2018年版ニュースページを更新しました

カワムラケンジの2018年版のニュースページを更新しました。

こちらは主にメディアに取り上げていただいた情報を記録しています。今年はラジオが多かったです。

各メディアの方々、お世話になりありがとうございました。来年も少しでも注目していただけたら幸いです。

幻冬舎plusからの電子版 全12話リンク

今夏、幻冬舎より発刊しました拙著『おいしい&ヘルシー!はじめてのスパイスブック』の電子版のリンクをご紹介します。

すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、これは幻冬舎プロモーションのひとつで、立ち読みしていただこうというもの。発信元は同社グループの幻冬舎plusからです。

自分で言うのもなんだけど、無料でここまでお見せしちゃうのだから、なかなかの大盤振る舞いだと思うんですけどね~。

構成は全12話。夏の間は3日に1回のペースでアップデートされていました。

そして何よりカラー写真ってのがポイント大きいんじゃないでしょうか。というか絶対に大きい!

本書は基礎的なレシピ、体調別のレシピ、そして薬効ストーリーという3本柱で、それぞれをカバーしつつ、実は希少と言える写真も掲載されています。

本当はこの時代においてもウェブでは載っていないようなレアな写真もがつがつでているんですよ!マニアックすぎる、と言われたらそれまでですが、これはこれでまたあらためてちゃんと整理した本を作りたいなぁ。

ま、僕のつぶやきはこの辺にして、それぞれのリンクを張っておきますので、お時間の許すときにでもご覧になってみてください。
本の判型は小さくとも、中身はスパイスジャーナル本誌5年に及ぶ総決算と未公開レシピ、さらにカワムラ肝入りの南インド人たちの言い伝えと習慣の記録などを、厳選かつ凝縮した内容となっております。一字一句目を通していただければそれが伝わると自負しております。いまあらためてぜひ!グッド・フォ・ヘルスちゅうことで!!
Photo
 

●『おいしい&ヘルシー!はじめてのスパイスブック』刊行記念

『はじめてのスパイスブック』カラー写真集 by FB

SNSはとことん便利なすごいやつですね~

こんな技を知ってしまいました。これならあちこちに何度もアップデートしなくていいんですね。

写真は好きな時に追加できるみたいです。散らばってるものも含め、またここに追加していきますので、たまに覗きに来てください!

ただし、iPhoneで見るとなぜかキャプション(写真の説明)を見ることができないんだなぁ。僕が方法をわかってないだけかもしれませんが、すべての写真に本誌のページ数と章を記載しています。

だから、どのページの何か、というのが分かるようになっています。もし見れなかったらPCだとOKなのでぜひそちらで!

ほな
(現在、28日の松阪『八千代』イベントの準備をこつこつと始めております)

スパイスカクテル

実はカクテルもスパイスをアレンジしていける分野だとかねてからそう思っています。

ま、もともと多くのお酒がスパイスを取り入れて作られています。ビールや蒸留酒、リキュールなど実に幅広いところで。

カクテルとは、素材をアレンジして創るドリンクのこと。

アルコールベースのものもあれば、フルーツベースなどノンアルコールもありますし、素材をミキシングするパターンもあればそのままごっそりと飾り付けるパターンもあります。

また、ファッション性を楽しめるのもカクテルの楽しい部分です。シンプルであっても色合いを工夫しているとか、グラスがユーモラスだとか、時に飲食物以外の飾りをつけることもあります。

カクテルは料理と同じく、基本はあれど独自の創作性が楽しめるゾーンですね。

僕は16歳(1980年代前半)から生ビールを注ぐことと日本酒の表面張力。20歳過ぎ(1980年代半ば)からはペーパードリップの珈琲とフルーツドリンク、ドイツワインを。26歳(1990年代前半)からはウィスキーやカクテルをサーブする仕事をしてきました。

飲食道ざっと足かけ16、7年の中で見えてくるカクテルの大きな魅力に、空間との協調性、ファッション性、お客さんの体調への順応力、というのがあると思っています。

飾り付けや華やかさ、意外性は重要な要素ですが、時としてお客さんは、悪酔いや胃もたれなど体調がすぐれない瞬間もあり、そんなときに対応できるのもカクテルの力だと現場の中でそう感じてきたわけです。

そんな現場の中でこそ培ってきたパターンの一つにジンジャーがありました。当時は薬効的には今ほど深くは理解していません。

どちらかというと口あたりや風味に期待しての利用です。これのヒントになったのはジンジャーエールを手造りしていたり、ウォッカとジンジャーエールのモスコミュールにフレッシュジンジャーを入れるバーがあったこと。

既製品でも十分おいしいのですが、フレッシュを使うとまた別世界の魅力が広がる。その活きた感じはやはりハーブならではのものなんですね。

これにすごく感動して、自分でもいろいろ作りました。

1995年頃でしたでしょうか。当時、東京のFM番組内でカフェカッタリーナ(亀田製菓提供)というコーナーがあって、そこでもスパイスハーブを使ったカクテルをたくさん創出しました。

これらの共通したコンセプトは、すべてリアルから生まれていること。魅せるために、人の注目を集めるために、情報操作するために作ったのではなく、全部お客さんとのやり取りの中で生れた超リアル、スーパーアナログのレシピばかり。

これは料理も同じことで、僕が昔から一貫しているテーマというか、結果的にそうなっちゃってるというか。

そんな現場の生まれ育ちなので、ある意味では保証付きともいえます。そこが普通の料理研究家と違う点かもしれませんね。

スパイスカクテルの提案も、新刊『おいしい&ヘルシー!はじめてのスパイスブック』で提案させていただきました。

現在、幻冬舎plus「はじめてのスパイスブック」お試し電子版でもご覧になれますので、ぜひ一度お立ち寄りください。

ページの後半には「リンゴのスパイスコンフォート」も載せています。これはいろんなやり方がありますが、今回はあくまで家でやれるスパイス生活なので、そのイメージで。

形が崩れかけたところで火を切ってください。よく水分を飛ばしておくことで、日持ちもします。またパンに塗る、ホットサンドにしたりと二次的な使い道が広くなります。

もちろん、形を残して、そのリンゴをストレートにパクパク食べるのもありです。

前者のジンジャーカクテルは欲を言えばメープルシロップ(シュガーも可)がベター。甘みにコクが加わります。

コンフォートは赤ワインやバターがなくても十分おいしいのが作れます。ここもしいて言えば砂糖にこだわりたいところ。好みのいろんな砂糖で試してみてください。たくさん作ってガラス容器などに入れて保存が可能です。

ほなそういうことで。

カワムラケンジの総合的な情報は公式パーソナルサイトをどうぞ!

22 以前「レタスクラブ」でパインヨーグルトカクテルを提案したことも

体調管理にぜひご活用いただきたいスパイスレシピ

僕が主宰していた『スパイスジャーナル』というミニマガジンには、スパイスそのものをテーマとしたこと、英語と日本語との完全バイリンガルにしたこと、スパイス文化圏の国々へ冒険にでかけることなど、当時では斬新な仕掛けをたくさん詰め込んでいました。

スパイスという言葉、かつて僕が店の屋号に用いた『ターリー(THALI)』という言葉などは、今でこそあちこちで見受けるようになりましたが、当時は最も流行らない言葉、誰もピンとこない言葉、一部の人しか知らない言葉として書物や電波では避けられてきた言葉でした。

そんなニッチで陽の当たるはずもないと言われ続けてきた言葉を用いながら、中身も斬新な仕掛けを詰め込んできたわけです。そのキーワードのひとつに、健康、ヘルシー、がありました。

僕にはすでに確信がありました。

『おいしい&ヘルシー!はじめてのスパイスブック』の前書きにも書きましたが、1998年に打ち上げたインド料理店『ターリー(THALI)』(三重県松阪市)で、いやというほど体感し続けていたことが大きなバックボーンとなっています。

それまでも体験し続けていましたが、周囲のインド人やネパール人たちの影響と言うのが大きくて、ライターをやっていたこともあって日々色んなものを口に入れてましたから、そんなに明確に実感することは多くなかったのです。

でも、『ターリー(THALI)』を始めてからは、ほぼ毎日まかないにスパイス料理(インド料理)を食べ続けているわけですから。

店ではベジ(インドのラクトベジタリアンのレギュレーション)とノンベジ(インド、特にヒンドゥ教徒の肉を食べる人々のレギュレーション)の大まかに2種あって、やっぱり先にノンベジがなくなるんです。

つまり、おのずと僕が食べることのできるのはベジとなります。

当時、野菜はかなりの率で、愛知県の親戚が育てるオーガニック&無農薬野菜を使っていました。で、これがなかなかにおいしい。

ベジターリーの内容は以下の通りです。

季節野菜と豆の煮込み(ま、野菜カレーです)、野菜少しと豆とタマリンドのスープ(南インドのサンバル)、サブジやポリヤル(北南インドの副菜)、オリジナル・インド産双方のアチャールやピックル、ライタ、ライスかチャパティかロティ。たまにベジサモサ(薄皮タイプ。南インド系)もやりました。

この食べ方は、そのまんまインド人の食卓なわけですが、これが体調がよくなるのなんの。

最も特徴的なのは、まずお通じがよくなります。で、便の匂いも変わる。そして肌がつるつるしてきます。ま、男はどうでもいいけど。さらにさらに身体が軽くなる、というか動きがよくなるというか。

これらの経験は、店をクローズして大阪に戻ってきてからも続いたというか、尾を引いたというか。

2001年、再びライター業に戻った僕は、有機野菜の食品会社のコマーシャルを担当したり、今でいうスローフードの土地や人々を追う連載をいただいたり、ゴマをテーマとした料理番組の構成台本を担当したり、ますます食の深淵に入り込んでいました。

が、例えば瀬戸内の小島を転々と1週間もかけて旅をしていると、便通は止まるし、肌にぶつぶつが出てくるし、なんだか身体が熱っぽいというか火照ってくるし、思考は極端化していくなど、体調が悪くなっていくんです。

で、これはもしやと思い、大阪に戻ってから今まで自分が作ってきたターリーのようなものを作って食べると、すぐにまたいい体調に戻るんです。

でも、原稿などで徹夜が続くと、やっぱりラーメンやデリバリー、インスタント食品などに手を出してしまう。これが最悪な結果を招きます。ほぼ必ず深夜2時や3時なんかに激しい腹痛に襲われ七転八倒。

応急処置として、クミンや胡椒、クローブを口に含んで、とにかく白湯を飲みまくる。するとこれまた30分もすると、血の気が戻ってきてなんとかクリアするのです。

だから僕にとってスパイスというものは、おいしい料理の立役者であることはもちろん、体調管理に欠かせない何よりものお守りのような存在でしたし、今もそれは続いています。

アーユルヴェーダ、インド人たちの言い伝えを100%鵜呑みにはしてないけども、このような「Good for Helth」な体験がバックボーンにあるものだから、スパイスジャーナルはもちろん、他にもいろんな媒体で「Good for Helth」を書き続け、最近では幻冬舎から『おいしい&ヘルシー!はじめてのスパイスブック』が出たわけです。

7/28は電子書籍を扱う幻冬舎plusから、第十一話『生活習慣病対策におすすめ!そぼろマサラのレタス包み」が公開されました。

これは、いかにもなことを言ってるだけではないのです。スパイスジャーナルでは、近畿大学の薬学部や薬学博士、薬剤師など専門家たちともタッグを組んで、様々な謎に迫ってまいりました。

その中で、管理栄養士のコムラショウコさんにも、栄養評価を分析してもらっていたのです。

5年間全18巻の刊行で僕が公開したレシピはきっちり100種類。そのうちの殆どに、コムラショウコさんの栄養評価がついています。スパイス料理はヘルシー。いや、正確には僕がテーマとしてきているのは、ヘルシーなスパイス料理。そのことを伝えるために、アイデアもやり方も一貫しています。

僕が本格的に食と健康を具現化しだしたのは23歳のとき、高級スポーツクラブでのことですが、その時代から20余年をかけさらに磨きをかけてスパイスをテーマに栄養分析したわけです。

コムラさんとはスパジャーを刊行するずっと前からの付き合いで、彼女はずっとスパイスと健康の関連性を認めてくれていました。それがスパジャーで実現できたというわけです。

正直言ってスパジャーでの栄養評価については、同じ専門家の方、あるいは持病をお持ちでご自身で制限されている方にしか気づいてもらえませんでした。

でも、こうしてようやく一般大衆の前に「Good for Helth」をお披露目することができてとても嬉しいです。

写真は、2011年12月にだした、スパイスジャーナルvol.08のクッキングページです。

今出ている『おいしい&ヘルシー!はじめてのスパイスブック』(P97。電子版7/28UP分)と、スパイスの種類は少し変えていますが、材料は同じです。

約400キロカロリー、食塩相当量約0.7g、カルシウム約75㎎などなど。本誌では毎回、コムラショウコさんの一言アドバイスも入れてます。機会があれば、ぜひスパジャー本誌もご覧になってみてください。

マニアックと言われ続けてまいりましたが、そろそろ陽の目を見る予感!

食事制限が必要な方、単純に健康管理に興味のある方、ぜひ活用いただければ嬉しいです!
Soboromasala

なぜこの本を書いたのか!?僕の思い

新刊『おいしい&ヘルシー!はじめてのスパイスブック』とはどういうものか?

薬効読本6割のレシピ4割という具合でしょうか。

最近、書店などを見て回っていると、ほとんどは「アジア料理」「インド料理」「カレー」の棚に置いてありますが、ちょいと違います!

前著『絶対おいしいスパイスレシピ』がそのイメージに近かったですが、今回は一言で言うと健康本です。

キーワードとしては以下の感じでしょうか。
 「食生活」 「アーユルヴェーダ」 「伝統医療」 「食と健康」 「健康レシピ」 「生薬」 など。

もし、書店様等で、新しくカテゴリーを作っていただけるなら「スパイス生活」「ヘルシースパイス」「健康スパイス」なんかがありがたいです。

スパイスという文字が前に来ると、どうしてもカレーやインド料理に思われがちですが、それは10%程度です。

インドやカレーの枠に縛られないがために「スパイスブック」という題にしました。どうぞ、そちらに引っ張られないようにお引き立て頂ければ幸いです(◎´∀`)ノ

よろしくお願いします!

さて、今回はこの新刊を3年半もかけて書くに至った理由を述べたいと思います。

6月にも一度、似たような話をさらりとしています。が、今回はもっと食い込んだ話を。とはいえ、朝から4,5時間もかけて、何度もペンを走らせているのですが、どうしても長くなってしまうので省略していくと、やっぱり本書の「まえがき」に行きつくのです。

我ながら、Oh!やっぱり研ぎ澄まして書いただけのことはあるな~(*゚▽゚)ノなんてね。

あえて本書「はじめに」に書かなかった、より深いバックボーンがあるとするならば、それは僕が中学2年の時すでに「食と健康」というテーマをもっていたということです。

14歳の時に親父が急逝したことが、あらゆる意味で人生のすべてを変えました。親父が44歳という若さで死んだのは「仕事のストレスと偏った食事にあった」と、周囲の大人たちはそう言い続けました。

以来、「食と健康」というキーワードが僕の骨の中にまで染み込んでいったのです。

その後20歳を越した頃に2歳年下の従妹が腎臓病を患い、おばさんから腎臓を移植。僕がやる店にも医療関係者や持病を抱えている方がすごく多く、いつしかスパイスによる健康サポート術は僕にとってミッションとなっていきました。

そういう意味で、僕にとって「食と健康」というテーマは人生そのものです。

ということで、ここであらためて「はじめに」をどうぞ。すでに拙著をお持ちの方はヘラヘラと、読んでいない方はグイグイとご一読ください。
 
Simg_1043 気温43℃の中、ココナッツジュースで涼をとるインド人たち(ジョドプールにて)

「Good for health!(グッド・フォー・ヘルス)」

 この言葉をどれだけインドや周辺諸国の人々から耳にしてきたことかわからない。彼らにとってスパイスとは健康に役立つものであることは、あまりにも常識的なことなのだ。

 僕はこの20余年でインドや周辺諸国の人々と食を介してのご縁に恵まれた。その中でも印象的だったのが、彼らが当たり前にその日の気候や自分の体調に応じてスパイスを使い分けることである。大げさな話ではなく、例えばスパイスをそのまま口に含んだり、チャイに入れたりという簡単なことだ。梅雨で蒸し暑い時はグリーンカルダモンを頬張り、胃の調子がいまひとつのときはクミンをお湯で飲み、お腹を壊したら胡椒やクローブを茶葉と共に煮る。もちろん、料理もある。誰かが風邪を引いたら、いつもより唐辛子やシナモンを多く入れ、便秘になればアジョワンやゴマを入れる。これらすべてが「グッド・フォー・ヘルス」なのだ。

 本書は、そんな彼らの日常の中にある「グッド・フォー・ヘルス」をテーマにスパイスの解説やレシピを提案しようというものである。

 僕がスパイスの魅力に目覚めたのは、20歳の頃だった。さらにスパイスによる身体への影響を明確に体感しだしたのは1998年にインド料理食堂「THALI」を開店してからだ。
5坪の小さな屋台のような店で、毎朝8時から深夜2時まで働き尽くめ。そんな生活の中で、僕は咳が止まらなくなったり、急に寒気がしたり、お腹を壊したりするようになっていた。

 そんなときに我が身を助けてくれたのがスパイスだった。僕はインドやパキスタン、スリランカ、ネパール出身の友人が多く、彼らが当たり前のようにスパイスを使った健康法を行っていた。こう言っちゃなんだが、彼らが言うことの9割はアヤシイ。しかし、体調不良が続くなかで、どれだけ怪しかろうが彼らの話を信じてみようとつい魔が差してしまったのだ。彼らの付き合いのよさも功を奏した。普段は胡散臭いくせに、深夜に困って電話をするとあっさりと出てくれる。

 また、毎日のまかないにも助けられた。ほぼ毎食、豆と野菜と漬物とヨーグルトである。これはインドやネパールの友人のまかないやプライベートの食事とほぼ同じだ。最終的にすべて混ぜて食べるのだが、この素朴でありながら刺激的なメニューは飽きがこない。スパイス料理は辛い物ばかりではない。実は身体にやさしく、お腹いっぱい食べても胃腸に堪えないのである。むしろ、ますます食欲がわいてくるほど。お通じもよくなり、体調もすっかり回復した。僕はいつのまにかスパイスによって体質がかわってしまったのだと確信した。

 それから数年後、店を閉めて大阪に戻り、ライターとして活動を始めた僕は、多忙に身をまかせ自炊もままならず、再び体調不良になる日が増えていった。

 そんな矢先である。カミさんが大病を患ったのは。ガンだった。知り合いのアーユルヴェーダや漢方の専門家にも相談した。しかし「ガンだけは治せない。あくまで予防にとどまる」という答えだった。カミさんは長期の入院生活に入り、僕は仕事をすべて止めて共に戦う暮らしとなった。

 結果的に、そのことが人生のリスタートになった。徹底的に食生活を改めることを決めたのだ。幸いにもカミさんの手術や抗がん剤治療もうまくいき、10ヶ月ほどで退院。今では再発もなくすっかり元気になった。

 カミさんの病気をきっかけに、スパイスとは、治療薬や特効薬のように一度の食事で効果を求めるのではなく、塩や醤油のように毎日の料理に調味料として使うことでこそ効果が表れるものだと再認識すると同時に、そのことを人々に伝えたいと思うようになった。

 スパイスは紀元前から人類の必需品としてあり続けてきた。つまりヒトにとって最も身近で簡単な自然由来の生薬であり調味料ということを歴史が証明している。

 今回は僕の手法のみならず、縁のある各国各人のスパイスの使い方も含め、とにかく簡単でおいしくて、身体に効くレシピを、ところによってはスパイスにまつわるお役立ちエピソードも交えつつ提案させていただこうと思う。

 
以上です。

ついこの間、何を間違えてか、ターメリックが、カレーが認知症を治す!なんて巨大なデタラメが、またもやネット暴走族により広がっていると聞きました。が、そんなわけないだろ!だったらノーベル平和賞ものですよ。

僕がスパジャー本誌やSNSでお伝えしてきたのは、あくまで「ターメリックが認知症予防に効果がある可能性を秘めている」という話です。

まぁ万が一と思って、僕はしばしばスパイスを認知症の母親のために使っているのは事実ですが。

日本人はどうしても過大評価と過小評価を繰り返してしまいます。ショウガが身体にいいと聞いたらそればかり、みたいな。違いますよ、ご注意ください。何事もバランスですから。

本書にはモノによって上限量も記載しています。それはあくまで薬剤師から聞いた量です。スパイスはもっともっと広い世界ですから、もしかしたら記載していないモノの中にも上限の必要のあるものがあるかもしれません。

過信せず、勝手な判断をせず、事実を一つの要素として受容しながら、自分の暮らしの中に上手に取り込んでいってください。

スパイス命じゃない。主役ではないです。
By Spice であり、With Spice ということを、ずっと昔から僕は言い続けてきました。それがわかってくると、これほどに有難い&楽しい第二の調味料はないと思うのです。
 

「#カワムラケンジ #kenjikawamura #はじめてのスパイスブック #おいしいヘルシーはじめてのスパイスブック #スパイス生活 #goodforhelth #スパイスジャーナル #spicejournal #幻冬舎」でよろしくね!

スパジャー取扱店情報(拙著含む)更新!

地震、大雨、そしてこの酷暑はきつい(;´▽`A``

豪雨被災地のみなさんのご苦労を思うと胸が痛みます。どうぞお気を付けて。

本日、超久々にスパジャー取扱店情報を更新しました。

今回は、新刊「おいしい&ヘルシー!はじめてのスパイスブック」と、クラブターリーのスパイスキットも含めて発信しています。

先ほどツイッターに情報をアップデートしたのですが、どうやらスマホでは見られないようで、取り急ぎこのダイアリー?日誌?にリンクを張っておきます。

暑い中ではありますが、ぜひ、取扱頂いている書店や飲食店へもおでかけください!

よろしくおねがいします!

出版記念イベント④⑤ 滋賀と沖縄

いやはや、つくづくありがたいことです☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

まずはこちらから。
7/13金曜夜8時、FM滋賀e-radio(77.0MHz)の 『Friday Relaxing Space "Go!Go!" Supported by JOSHIN』という番組に出演させていただきました。

マスターの下埜正太さんが上手に酔わせてくれるもんだから、50分くらい?ズーーーっとスパイスの話一色で止まらないやら楽しいやら。

普通それは言わない、ってこともけっこう言っちゃった。スタッフの方々が気さくな感じで見守ってくれてるというのもあって余計につい。

下埜さんといえば、以前もご自身のテレビ番組に呼んでくださったことがあって、その際はスタジオで料理もしたりでとても盛り上げていただきました。

すごく興味の矛先や入りこみ方が深くて、そうなるとやっぱこちらは乗る一方でどんどん熱くなる。

何気ないトークのようだけど、人の乗せ方がすごいということだけは素人の僕でもわかります。

下埜さんには頭が上がりません。ありがとうございます。

ただ放送は僕が沖縄にいて聞けてないのが残念\(//∇//)\  (収録は10日でした)

聴いてくれた方々はどう感じてくれたのでしょうか?おもしろいと思ってくれてたらいいけど。下埜さんの顔を潰すようなことがないことを祈ります(*≧∀≦*)

そして12日は沖縄へ。その日の夜もRBCラジオ(琉球放送)の人気パーソナリティ小山康昭さんの番組『小山康昭の今も青春!』にゲスト出演させていただきました。(カワムラ、焦点があってません( ゚д゚))

特に第3章は本当に専門家たちと分析実験を繰り返してわかったことや、僕個人の経験、インド人たちなどの言い伝えや習慣でもって薬効について語っていると、b6のモノクロだからこそ読み込んで頂きたい肝いり作品であることをお話しさせていただき、一人で満足した次第です。

で、このまま全てがうまくいく、と思ったところで大失態!15日、生まれて初めての書店トークイベントです。ジュンク堂書店那覇店イベント

せっかくスタッフ方々しっかりとフォローしてくださっていたのに、僕は舞台に出た瞬間、頭の中が真っ白になってしまい、声は上ずるは、呼吸は止まるは、メモに書いた話の内容は全部ぶっ飛び、大変なことに。

階段を登って逃げようかと本気で思いましたが、編集の三宅嬢をはじめ、お世話になってる全ての方々の顔が頭に浮かび、なんとか踏ん張ってみるもののまだ頭の中は真っ白っけ。

5分ほどもがいた後、ついに諦めます。「あのぅ、すんません、緊張してしまって頭がぶっ飛びましたので椅子に座ってお話しさせていただきます」と言って、どさっ。

ここからようやく正気を取り戻すことができ、なんとかメモを見ながら進むことができました。あーやばかった〜( ̄▽ ̄;)

トークイベントではバックヤードで作ったインドの漬物タマネギのアチャールも試食していただきました。

ご来場いただいた方の中には、NYで幼児給食の仕事をしているという女性もいらしてて、イベント後に色々話を聞かせていただきとてもいい勉強になりました。

さらに地元スーパー&デパートの『りうぼう』のテーマソングを歌っている紀々さんという方との出会いも。沖縄にも昔から食に対する言葉で「クスイムン」という言葉があり、クスイは薬、ムンはモノで、いわば「食は薬なり」という意味なのだと教えてくださいました。

こんな素敵な方々と出会えるんだから、ビビってないでもっと人前に出ていくように頑張ろうと、子供みたいなやつだと笑われそうですが、本気でそう思いました。

ほんとつくづく感謝です(*゚▽゚)!頑張ります!

他にも今回の沖縄では必然とも言える出会いがたくさんあり、感謝とハッピーの倍増しです。

ア、そうそう(*゚▽゚)ノ
ちょっと留守してる間に、幻冬舎plusの試し読みが更新されてます。ぜひこちらもご覧ください!(=゚ω゚)ノ o(_ _)o

身体を丈夫にするマスタード

最古のヘルシースパイス、胡麻

ほなまた!

電子版お試し読みと写真ギャラリーができました

西日本の豪雨被害に遭われた方々へ、心よりお見舞い申し上げます。

実は僕の兄貴が大手コンビニのロジテックコントロールの責任者をしていまして、今回は自分の担当である広島・岡山に行ったきり、しばらく連絡が途絶えていました。

一昨日、数日ぶりに兵庫の家に帰ってきたようですが、えらく憔悴しきっていたようで、怒りまくって部屋に閉じこもってしまったそうな。

彼は中国での日本デモの際は北京に赴任。東北大震災の折は福島に赴任しており、いわきのセンターでスタッフたちと何日間も時を共にしている。

すべての場所で責任者を務めており、まぁこれだけ日本の大きな出来事に遭遇していくやつもそう多くはないんじゃないかと思います。

彼からの生々しい話を聞くたびに、自分への過信と過小評価に気付かされるわけですが、せいぜい僕にできることは、福島へ行って、今や世界一安心な魚介と米を食べ続けることと、手を合わせることくらいのもの。

今回は大阪北部地震の後のことだったので、我が家界隈も戦々恐々としており、いまなお予断は許されない雰囲気に満ちております。

このような状況下だからこそ、自分の人生に必死になってしまいます。拙著『おいしい&ヘルシー!はじめてのスパイスブック』が幻冬舎より出て、早1か月が経とうとしています。


そこで、6月28日からのことなのですが、3日ごとに電子版のお試し読みが始まりました。

これは幻冬舎plusという部門から発信される電子書籍。

本誌の一部ではありますが、こちらは写真がカラー。ネットはカラーでも印刷代はかからないし、拡大してみることもできます。

本を買っていただいた方も、思案中の方も、その気のない方?も、ぜひぜひご覧ください。

お得で綺麗で見やすいです。

あと、電子版の更新に連動して、カラー写真のギャラリーも立ち上げました。こちらは僕が独断ではじめたものなのでオフィシャルサイトになります。

お試しページに載っている写真と微妙に違うカットを選んでいるのがちょっとしたこだわりで。

写真って面白いもので、同じ被写体でも、その画質補正やトリミングの仕方でがらりとイメージが変わりますね。

こちらもぜひ、のぞきにきてください。

電子版お試し読みは3日ごとの更新。著者である僕自身がついていけてない状況ですが、ここから追いあげます~


幻冬舎plus 『はじめてのスパイスブック』はこちら

電子版連動カラーギャラリーはこちら(写真をクリックすると大きくなります)

がんばってインスタグラムにもUPしていこうと思っています。あわせてこちらもよろしくお願いします。

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